外国為替市場のトレンド


時間による取引量の違い

取引量が最も多い時間帯。

外国為替市場は24時間眠りません。しかし、その大元になる銀行取引では、時間帯によって相当な差があります。では、24時間のうちで一番取引が多い時間帯はいつでしょうか?

 それは、東京の夕方です。

 アジア、ヨーロッパ、そして少し待てばアメリカのディーラーが一堂に会する時間帯になるわけです。それでは、時間ごとのトレンドを見ていきましょう。



午前10時

 東京銀行のその日の基準レートである「仲値」が発表される時間。
このレートが外貨預金や外貨建て債権、トラベラーズチェック等に使用される。おおよそ、ドル買い円売方向が多くなる。
 企業の決済日や月末は、大量のドル買いが出ることがあり、ドルが買われやすい時間帯である。

午後3時

 オプション取引の行使期限。この時間を越えると、それまでの動きが一変することがある。

午後10時

 アメリカの主要な経済指標が発表される時間帯。市場の動きを一変させるだけの威力がある。

午後11時

 ニューヨーク市場のオプション取引の行使期限。東京市場よりも、オプションの取引が多くなる傾向がある。



季節によるトレンド

2月・3月

 円買いの注文が目立って増える季節。
 3月末の、日本の会計年度末を前に、海外の資金を円に戻す作業を行っていることが原因で起こる。

4月・5月

 ドル買いの材料が強まる季節。
 ゴールデンウィークに向けて、ドル買い注文が増えてきます。

8月

 値動きの少ない季節。
 日本がお盆休み、海外も夏季休暇のため相場が動きづらい。

11月

 欧米企業が海外の資金を自国に戻す季節。
 2月・3月の日本企業と同じこと。ただし、彼らは12月にクリスマス休暇を取るため、11月に集中的にこの作業を行う。

12月

 クリスマス休暇ため、市場参加者が激減。
 値動きも小さい、つまらない展開になりがち。



私の感覚からすると、市場参加者が多く、値動きが激しいほうが、面白いのではないかと思います。
その分、損失を出したときのショックは計り知れませんが・・・・・
最終更新:2006年05月23日 04:25
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