地獄@ハム


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地獄@ハム



 控臨教の教えにある、罪ある死者の行き場。
 不明なことも多いが、漏斗状の巨大閉鎖空間であり、複数の階層に分かれていると考えられている。


概要


 「悪党は死んだら地獄に落ちろ」という「願い」をアズベールが叶えた結果発生した空間。「願い」に応じて、死んだ悪党の魂を引き寄せ、その魂に制裁を加える性質を持つ。尚、「願い」を叶えられた人間自身も現在は地獄に落ち、現在では「サタン」として地獄を統括している。

 内部に関しては、大体は「願い」を叶えられた人間のイメージを反映している。漏斗状であるのも、階層に分かれているのも、「サタン」が地獄をそんなものだと考えていたからである。

 地獄は異空間であり、通常生きた人間が落ちることはない。しかし、一部の魔術師は「サタン」と交信し、「通行証」を入手することによって、地獄と現世の行き来を可能にしている。(例えばスペクトルは地獄帰りの魔術師である。)

「サタン」について


 「サタン」は異名であり、本来の名はバアル。
 社会に順応できない若者達を統括し、ギャングのリーダーのようなことをしていた。

 バアルがただの人間だった頃、種としての人類自体が様々な人外によって蹂躙されていた。特に彼が暮らしていた地域では「フェネクス」と呼ばれる、アズベールによって不死を叶えられた存在が暴虐を振るっていた。徒党をフェネクスに殺されたバアルは周辺の人々を説得し、策略を巡らせ、フェネクスを殺害することに成功するも、結局フェネクスが不死身だった為に、全てを失う寸前までに追いつめられた。

 だが、最後の瞬間呟いた「悪党は死んだら地獄に落ちろ」という願いがアズベールに聞き届けられ、フェネクスを地獄に叩き込むことに成功。ほぼ直後に自身も地獄に落ちる。そしてアズベールの勧めに従い「サタン」と名乗り、地獄の帝王として君臨することになった。

 その成り立ち上、「サタン」は悪党ではあるが、人類という種自体には好意的である。


真相


 地獄自体がバアルの願いによって生成されたのは事実である。従って地獄は、バアルが望んだ通り悪党が死んだ後落ちる監獄としても機能している。しかしながら、その実態は某魔術師がバアルを唆した結果、当初の状態から相当程度操作されている。

 簡単に言えば、現時点の地獄の最も重要な機能は、「悪党」を濾過し、純粋な「マイナスベクトルのエネルギー」をくみ出すことにある。地獄の無数の責め苦は悪党の精神を砕き、薄め、消し去るための作業なのである。そして抽出されたエネルギーは、「控臨教の悪魔」として名を与えられ、かりそめの自我を持って行動している。そうした「控臨教の悪魔」はバアルの下僕として地獄の管理を補助する一方で、時折控臨教や魔術師達に対して、地上の人外に対抗するために力を貸している。

 つまり、地獄の実態は「悪党」を原材料とした、悪魔製造工場なのである。

(ただし、そうした目的にはアズベールの悪魔達は使用されていない。彼等は様々な自然法則と同様な、普遍的で永続的なルール(魔法)の体現者であり、不滅の存在だからである。彼等は地獄の中で自身の領土を確保し、気に入った悪党を下僕とし、一定の独立を保っている。ただし地獄に在る限り、地獄の創造主であり帝王であるバアル=サタンには逆らえない。)

真相の奥の真相


 悪党から下僕を作り出すことにバアルが愉快と思ったために、地獄は上記のような機能を持つに至った。しかしながら、某魔術師の目的は控臨教が栄える基盤を作ることにあった。控臨教の教えに極めて酷似した地獄が実在し、またそこに住まう悪魔を控臨教の教えによって撃退でき、また使役できるという事実が、控臨教が信者を獲得する上で有利に働いたことは言うまでもない。

真相の奥の真相の奥の真相


 地獄を某魔術師は控臨教の発展のために利用した。しかし、何故、某魔術師は控臨教を発展させようと考えたのだろうか。不在と捉えるとはいえ、唯一神の存在を説く控臨教は、本来神殺しのアズベールと敵対する勢力の筈である。

 全ては、某魔術師の遠大過ぎて遠回しで無味乾燥とも思える計画に繋がっている。