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ぐぅぅぅぅぅっ!!」
互いのビームサーベルが互いのシールドに塞がれる。
「お前がニコルを!ニコルを殺したぁぁぁっ!!」
「くうっ!!」
ピピッ。通信回線が開く。
「キラァッ!」
上空よりスカイグラスパーのパイロット、トールより通信が入る。
「トール!?ダメだっ、来るなぁっ!!」
そしてスカイグラスパーは援護射撃のミサイルをイージスに放つ。
だが、アスランにはそんなものは軽々と避け、自分のシールドをスカイグラスパーに投げる。
「は、ははっ・・・。」
そのシールドはいとも容易くスカイグラスパーに激突し、爆発、炎上。
「トールゥゥゥゥゥッ!!!!」
その光景を目の当たりにしたキラは悲壮な叫びを上げる。
瞬間、キラのSEEDが覚醒する、その目に涙を浮かべながら・・・。
「アァァァスゥラアァァァァァンッ!!!!」
そしてイージスのサーベルをシールドで弾いた瞬間、ストライクのサーベルがイージスの左腕を切り落とし、その顔面に蹴りを入れる。
「ぬううううっ!!!」
そして体勢を地上で立て直すと、アスランは自分の前にある敵を見定め、
「俺が、お前を討つ!!!」
そしてアスランのSEEDも弾け、覚醒する。

ぶつかり合う二人の少年達と二つのMS、互いの腕を、顔を、傷つけ合う。

「アァァァスゥラアァァァァァンッ!!!!」
「キラァァァァァッ!!!!」

そして、隙をみてイージスがMA形態に変形し、ストライクに組み付く。
零距離でのビーム、スキュラを放とうとする。
が、突如エネルギーが切れてしまい、発射するはずの機体のカラーは赤から灰色へと変わる。
「くっ。」
かくなる上は、アスランは最終手段に出た。
コクピットの右側にあるカバーを外し、規定の数字を入力する。
そして、眼前のスクリーンに映し出されるタイム。
自爆という最終手段に出たアスラン。自身も巻き込まれぬよう脱出を試みるが、
「ハッチが開かない!?くそっ!」
攻撃を受けた時に、ハッチの開閉スイッチが壊れてしまったらしく、出る事が出来ない。
残り時間はもう10秒もない。
もう、どうしようもないと思ったアスラン。
「ニコル・・・すまない・・・。」
ぼそりと呟いたアスランは自身の最後を覚悟し目を閉じた。

そして、イージスの自爆スイッチが入り、ストライクごと爆発に巻き込まれた・・・。

だが、その瞬間、爆発とは違う光が二つの機体を包み込んだ・・・・・・。

この瞬間、キラ・ヤマトとアスラン・ザラはこのコズミック・イラの世界から文字通り、

消えた。

AM5:00
「なのは、なのは、朝だよ。」
「う~ん・・・ユーノくんもうちょっと・・・。」
「時間だよ、ほら、朝の練習しないと。」
「う~ん、むにゃむにゃ。」
のそのそと布団から起きる少女。その目はまだ虚ろで眠気が覚めていない。
おぼろげな感じで着替える少女、高町なのは。
訳あって少し前から魔法少女をしている。
それはある日、一匹のフェレットを助けた事から全ては始まった。
まずフェレットの名前はユーノ・スクライア。
そしてユーノは魔法使いである事、そして自身の失態で散布してしまったロストロギア、ジュエルシードを集める事。
その為になのははユーノのインテリジェントデバイス、レイジングハートを使い、魔法使いとなった。
最初はユーノの手伝いということだったのだが、時を重ねるに連れ、自分自身から集めるという事を決意したなのは。
そしてその為には今以上に魔法を使いこなす為、こうやって早朝訓練をしている。
着替え終わったなのははユーノを連れて、公園へと向かう。
「それじゃ、今日は何の訓練しようか?」
「うーん・・・遠距離魔法の命中率を上げるために・・・待って、なのは。」
「どうしたの?ユーノくん。」
(・・・公園の草むらの所に誰かいる。)
言葉を話さず、ユーノは念話へと変える。
「えっ?」
(一応レイジングハートをいつでもセットアップできるように待機状態にしておいて。)
(う、うん。)
なのはは首にかけてあるレイジングハートを握った。
(とりあえず、裏から回ってみよう。)
(そうだね。)
そろそろと草むらの裏手に回るなのは。
そして草むらをそーっと覗く。
するとそこには。

「・・・男の子?」

そこには、一人の男の子が横たわっていた。
年齢的には自分より何歳か年上の高校生か中学生なのだろう。
だが、なのはが気になったのはその男の子の服装であった。
白を基調としたその服はまるで宇宙服みたいに見えた。
(なのは、なのは。)
はっとユーノの言葉で我に返ったなのは。
(な、何?ユーノくん。)
(この人、どうやら怪我をしているみたいだ。)
(えっ。)
確かによく見ると、服には所々破れた所があって、顔にも怪我を負っているようであった。
「え、えと・・・それじゃ救急車を呼ばないと・・・。」
なのはは懐から携帯電話を出して、119をダイヤルする。

程なくして救急車が来て、少年は運ばれていった。

同刻。

別世界の異次元にて、ある女の子と使い魔がそこにいた。
女の子の名前はフェイト・テスタロッサ。使い魔の名前はアルフ。
彼女は彼女の母親、プレシア・テスタロッサの命令でジュエルシードを収集していた。
そして先程、ようやく一つ手に入れることが出来た。
「これで、母さんも喜んでくれる・・・。」
「よかったね、フェイト。」
「うん・・・。」
フェイトの顔には安堵の表情が浮かぶ。
「・・・待って、フェイト!」
「!」
「・・・そこに、誰かいる。」
「まさか・・・管理局の。」
「アタシが見てくる、フェイトはそこにいて!」
アルフは駆け出し、気配のする方向へ走る。
「待って、アルフ!」
フェイトはアルフの言葉を無視し、自身も走り出す。
「これは・・・。」
「アルフ?」
追いついたフェイトが見た者。それは・・・。

「・・・男の人?」
「・・・みたいだねぇ。」

そこにいるのは一人の男。
服装は赤を基調とした奇妙な服を着ていた。
みると所々破れていて、顔を見ると怪我もしていた。
アルフは前足でちょんちょんと突いて見るが、反応がない。
「生命反応はあるけど・・・こいつはもうすぐ死ぬね・・・。」
「うん・・・。」
「・・・連れ帰りなさい。」
「えっ。」
急遽会話に割り込んできたのは彼女の母親、プレシア・テスタロッサであった。
「その男の子を連れ帰りなさい。」
「・・・わかりました。」
そしてその男をアルフの背中に乗せ、二人は帰宅した。
どうしてプレシアがそんな事を言ったのかフェイトにはわからなかったが、
もしかしたら人助けなのだろうかと考えたフェイトはちょっと嬉しかった。
誰とも関わろうとしなかったあの母が始めて他人に興味を抱いたのだから。

二人の少年と二人少女。出会うはずのない運命が、今交差する。

不協和音を奏でる運命の歯車は静かに、加速していく。
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