オリジナル設定資料館@Wiki
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ja
2021-03-10T20:49:22+09:00
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FGO風キャラクターマテリアル:はばたきエディション
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1746.html
*大祝鶴姫
#region(close,マテリアル)
|クラス|ライダー|真名|大祝鶴姫|ICV|悠木碧|
|性別|女性|出典|『つる姫さま』|地域|日本|属性|秩序・善|身長|157cm|体重|47kg|
|筋力|D|耐久|D|敏捷|A|魔力|B|幸運|E|宝具|B+|
|&bold(){クラススキル}|
***騎乗:C+
正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。
ライダークラスとしては異例の低ランクではあるが、これは彼女が元は水軍の長であり、船舶の運用に特化しているため。
保有スキルである《嵐の航海者》が騎乗スキルを包括している為、水上での実質的なスキルランクはAとなる。
***対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法などを以てしても彼女を傷つけるのは難しい。
宝具である鎧の効果によって、条件次第ではランクが跳ね上がるケースもあり得る。
|&bold(){保有スキル}|
***嵐の航海者:A
船と認識されるものを駆る才能。
集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
本来ならこのスキルによって騎乗スキルが失われるケースがあるが、彼女の場合は武芸の嗜みとしての馬術の心得もあるため、併用されている。
●ゲーム上の仕様
『味方全体の宝具威力をアップ&攻撃力をアップ』
***心眼(偽):B
視覚妨害への耐性。
直感・第六感に依る危険回避。
●ゲーム上の仕様
『自身に回避付与&クリティカル威力アップ』
***単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランク:Cならば、マスターを失っても一日間現界可能。
●ゲーム上の仕様
『自身のクリティカル威力アップのパッシブスキル』
***海神の加護:B
厳密にはスキルでは無く、宝具『大山祇鎮守奉納殿』からの派生スキル。
対象の神秘性を高め、宝具としての性能を強化する。
●ゲーム上の仕様
『味方単体の宝具使用時のチャージ段階を2段階引き上げる』
|&bold(){宝具}|
***紺糸裾素懸威胴丸(こんいとすそすがけおどしどうまる)
|ランク|B+|種別|対軍宝具|レンジ|1~50|最大補足|3
2021-03-10T20:49:22+09:00
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☆FGO風バレンタインイベント2018caseはばたき
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1745.html
***☆FGO風バレンタインイベント2018caseはばたき
**ハヅキ・ガウェイン
#region(close,<チョコを渡す>)
&bold(){ハヅキ「ん?今日は何の日かって?そりゃあんた……」}
&bold(){ハヅキ「年に一度の血潮の涙を流す日だろ!!?」}
(血涙!?)
&bold(){ハヅキ「えーえー!どうせ、俺は報われませんよ、薄幸属性ですよ!ホレたお姉さま方からの贈り物なんて夢物語ですよ!!」}
&bold(){ハヅキ「は?部下は女の子で囲ってるって?」}
&bold(){ハヅキ「マスター……。あんた、あのアホと外道からチョコ貰いたいっすか?」}
(かわいそうになって来たのでチョコをあげる)
&bold(){ハヅキ「え?俺に?マジで?」}
&bold(){ハヅキ「やべぇ、職場の義理チョコと義妹から以外で初めてだ……」}
&bold(){ハヅキ「なんか泣けてきた。ちょっと待ってな!」}
(これは?)
&bold(){ハヅキ「お返しさ。ホントは来月なんだろうけどさ、ほら……」}
&bold(){ハヅキ「俺、いつまでこうして無事でいられるか、わかんないしさ」}
#region(close,<月の石>)
|ハヅキからのバレンタインのお返し。星の海を行く事を夢見た青年の青春の欠片。星空に憧れた気持ちそのものと言えるが、それを簡単に手渡してもらえるほどの信頼が、そこには詰まっている。|
#endregion
#endregion
**エリアル・A・ギーゼルシュタイン
#region(close,<チョコを貰う>)
&bold(){エレ「やっほー!マスター。ぷれぜんとふぉ~ゆ~!」}
(え?割と普通のチョコ?)
&bold(){エレ「あ~、ひっどーい。こう見えても手先は器用なんだよ?」}
&bold(){エレ「まー、味はほら、他の人には劣るかもしれないけどさ……」}
&bold(){エレ「はあ、比較対象が男の子ばっかって、女の子として凹むよねぇ」}
&bold(){エレ「ま、いっか。それはそれとして、じゃ、他の人にも配って来るね!」}
#region(close,<手作りチョコ>)
|エレからのバレンタインチョコ。何の変哲もない市販のチョコにちょっと手を加え
2018-02-10T13:12:15+09:00
1518235935
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邪竜百年戦争オルレアン②(連載中)
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1744.html
*邪竜百年戦争オルレアン
落ち着く場所というのは、うっそうと茂る森の中だった。
ジャンヌ曰く、森の中はワイバーンが比較的襲ってこないから安全だということらしい。
「あの、街の中とかじゃダメだったんですか?」
マリアの素朴な質問に、ジャンヌは少し悲しい表情をする。
それを察してか、ジークが代弁した。
「ジャンヌ・ダルクは、迂闊に人前には出せない。何故なら、彼女はすでに火刑に処さされた後だからだ」
「あ……」
魔女裁判という単語がすぐに浮かんだ。
確かにジャンヌは、フランス軍を勝利に導いたが、その最後が悲惨なものであったことを思い出したのだ。
「その、ごめんなさい」
「いいのです。私は私の信じることを成し遂げただけのことですから。ですが、こうしてサーヴァントとして現界したことには何か理由があると思います」
「その理由を突きとめることで、私達の目的も達成できそうですね、先輩」
「う、うん。それで何か心当たりとかあるんですか?」
マリアの問いかけにジークが口を開く。
「先程も見た通りだが、この時代にはドラゴンが出没している。その元に答えがあるだろう。それに街の人々はジャンヌを「竜の魔女」と言っていた。恐らくはジャンヌと似た人物がこの事態の元凶だと考えている」
竜殺しの異名を持つジークの推測は、一応は納得できるものだった。
「ジャンヌさんに似た人ですか…。心当たりはあります?」
「いいえ、私にもよくわかりません」
ジャンヌは頭を振った。それを見て、マリアはまた難しい顔をする。
「とにかくまずはドラゴン達の討伐をするべきだ。……恐らくこれらを取り纏めている大物がいる予感がする」
「それは竜殺しの勘ですか?」
「あぁ、そのようなものだ」
茶目っけあるマリアの疑問に、ジーク・フリードは小さく笑った。
[[続き>]]
2018-01-14T23:11:50+09:00
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邪竜百年戦争オルレア①
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1743.html
*邪竜百年戦争オルレアン
レフ教授が見せたカルデアスは、あと一年以内に起こる現実の出来事のことだと、Drロマンが言った。
人類滅亡を企むレフ教授の思惑は不明だが、これを防ぐためには新たに起こった特異点を解決することこそが
最優先事項だと、ダ・ヴィンチちゃんが言った。
そして、八神マリアは、現在、再びレイシフトしてフランスへとやって来たのだが・・・・・
「ド、ドラゴン!?」
「はい、あれはドラゴンの亜種でワイバーンです!」
冬木のガイコツといったモノより急にサイズが大きくなって襲撃してきた敵に、マリアは叫ばずには居られなかった。
「先輩! 私の後ろに」
「必要ない」
一閃。アルテラの剣がワイバーンの首を刎ねた。
マリアとマシュが共に目を丸くしてしまうほどにそれは速かった。
「敵はまだまだ来るだろう。油断はするなよ、マスター」
「う、うん。行こう、マシュちゃん。早くこの特異点の聖杯を見つけないとね」
「はい、先輩」
今回の舞台は百年戦争中のフランス。
正確には、その休戦時で、先程のような規格外の脅威は別として比較的安全に探索できるわけだが、手掛かりが早々に見つかるわけもない。
「う~ん、どうしようか?」
「と、とにかく、どこかの街に行ってみましょう! 何か手掛かりがあるはずです」
二人で頭を悩ませていると、通信機が鳴った。
『RPGだと、この場合、酒場なんかで情報集めたりするよねぇ』
と、呑気に言い放ったDrロマンに、マシュの目つきが変わった。
今はオルガマリー所長亡きあと、彼が所長代理を務めており、こうしてマリア達のバックアップをしている。
「先輩。現実とゲームの区別もつかない大人に一撃いれてもバチは当たりませんよね?」
「あはは・・・・・マシュちゃん、笑顔だけど目が笑ってないよ……」
『いや、止めてくれよ! マリアくん!』
苦笑いするしかなかったマリアだった。
しかし、そんな和やかな空気は長くは続かなかった。
「気を付けろ、マスター……何かくる」
アルテラに言われてマリアも“その気配”に気づいた。
肉眼では確認できないが、自分達に向けられている殺気。
一同に緊張が走る。
アルテラとマシュは、マリアを挟む形で構
2018-01-14T23:10:09+09:00
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目次
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1742.html
-[[序章>https://www13.atwiki.jp/aousagi/pages/1737.html]]
-特異点F [[①>https://www13.atwiki.jp/aousagi/pages/1738.html]] [[②>https://www13.atwiki.jp/aousagi/pages/1739.html]] [[③>https://www13.atwiki.jp/aousagi/pages/1740.html]]
-邪竜百年戦争オルレアン [[①>https://www13.atwiki.jp/aousagi/pages/1743.html]] [[②>https://www13.atwiki.jp/aousagi/pages/1744.html]]
-[[幕間その1>https://www13.atwiki.jp/aousagi/pages/1741.html]]
2018-01-14T23:09:02+09:00
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幕間①
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1741.html
*幕間その1
マシュ・キリエライトは、八神マリアの部屋の前で立ち尽くしていた。
「気持ちいい? アルテラさん」
「あっ、ぅん・・・・・い、いいぞ、我がマスター」
なんとも艶めかしい声が漏れているアルテラの声が原因だ。
(二人ともな、何をやってるんでしょうか!?)
サーヴァントとはいえ、年頃の少女の脳内ではさぞやピンクな妄想が繰り広げられているであろう。
が、事が事だけにすぐにハッとして部屋へと入った。
「な、何をしてるのですか! 先輩達!?」
そこでマシュが見たものは、マリアがアルテラを膝枕して耳かきをしている姿だった。
「あ、マシュちゃん。どうしたの?」
「騒がしいな。マシュ・キリエライト」
「あ、み、耳かきしてらしたんですか……」
「驚きましたよ」と、呟く様に付け足した。
「なにやら慌てていたようだが、よもやマスターの部屋の前でいかがわし―――」
「ストップ!ストップです!アルテラさん」
からかう口調でもなく淡々と見ていたかのように告げるアルテラを、顔を赤くしながらマシュは必死に制した。
当のマリアは何のことかわからず疑問符だけを浮かべていた。
「それで、私に何か用かな? マシュちゃん」
「え…あ……その、その前にいいですか?」
「うん」
「なんで耳かきを?」
「あぁ、それはアルテラさんが耳が痒かったみたいだから、耳かきしてあげてたの」
「耳かきは良い文明。とりわけマスターの耳かきは極上の気持ちだった」
「そう? ありがとう」
とにかく艶めかしい声の正体が耳かきの気持ちよさからきてるものだと分かったマシュは安心した。
しかし、マリアの耳かきはそんなにも気持ちいの良いものなのか?
そう考えたら妙に気になってしまってモジモジし始める。
「マシュちゃんもやってあげようか?」
「え? そ、そんな私……」
「いいからいいから」
と、太ももに促すマリアにマシュは自然と吸い込まれた。
「う~ん、あ、ちょっと溜まってるね」
「うぅ……」
改めて言われると恥ずかしい。
普段、あまり気にしたことせいか、最後に耳かきをやったのが覚えてないくらいだ。
「とりあえずまずは耳の周りをウェットティシュで拭いてね。冷たいけど
2017-09-21T23:43:13+09:00
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特異点F ③
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1740.html
*2004年 冬木
「黒いセイバー、キャスター共に消滅しました。……私達の勝利、なのでしょうか?」
「う~ん……」
何とも答え辛いマリアは、オルガマリーの助け船を期待したが、彼女は何やらブツブツと言って、こちらの言葉は耳にすら入っていない。
「冠位指定(グランドオーダー)……あのサーヴァントがどうしてその呼称を……?」
「所長? どうしたんですか?」
「え……あぁ、そうね。よくやったわ。あなた達」
どうにも様子がおかしかったが、オルガマリーの「ここでミッションは終了とします」の一言で纏められてしまった。
納得はしてないが、この場で一番立場が上なのはオルガマリーだ。
変に勘ぐって機嫌を損なうには後々のことを考えるとリスクが高い。
「そ、そうだ、マシュ。あなたのその宝具の名前は何だったの?」
「い、いえ、それが私にもまだよくわかりません」
「なら、私が今、考えてあげるわ……そうねぇ、うん、人理の礎(ロード・カルデアス)ってのはどう? あなたにピッタリだと思うわ」
「は、はい。ありがとうございます」
戸惑いながらもマシュは受け入れた。デミ・サーヴァントでも宝具に名前がないとどうにも使い辛いという心境からだろう。
「っ! マスター! あそこに人が」
突然、そんなことを言ったのはアルテラだった。その場にいた全員がアルテラが向いている方へと目を映す。
すると、そこに確かに人はいた。そして、それは良く知る人物だった。
「レフ・・・・・」
感極まったオルガマリーが声を思わず漏らす。
レフ・ライノール。
彼もまた、あの爆発に巻き込まれてた人だった。
そんな彼の手には“聖杯”らしき結晶がある。
今頃現れたタイミングといい、明らかに異常だ。
そんな異常な状態なのに、オルガマリーは、マリアやマシュの制止の声も聞かずにレフに駆け寄っていく。
「いやぁ、まさか君達がここまでやるとはね。計画の想定外にして、私の寛容さの許容外だ。やぁ、オルガ、君も大変だったようだね」
「そうなの! 管制室は爆発するし、この街は廃墟そのものだし、カルデアには帰れないし! 予想外の事ばかりで頭がどうにかなりそうだった! でもいいの、あなたが生きていて……あなたがいれば何とかなるわよね?」
「あぁ、もちろんだとも。本当に予
2017-09-09T23:47:27+09:00
1504968447
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特異点F ②
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1739.html
*2004年 冬木
マリア達がキャスターと名乗った男性に助けられたからも受難は続いた。
まず、特異点を調査している最中、オルガマリー・アニムスフィアがガイコツ達に襲われている所を発見し、助けた。
初対面の頃からヒステリックな感じが伝わったってはいたが、現在の状況でさらに輪をかけてヒステリックになっていた。
そしてそれは、気の毒な事にDr.ロマンにぶつけられた。
やれ「なんであなたが仕切っているの?」なの「レフはどこにいるの?」と言った感じだ。
恐らくマリア以上に付き合いの長いマシュでさえも、これには苦笑いするしかなかったようだ。
「今の所長が落ち着くまで少し待った方がいいですね」
マシュが提案するも、キャスターに却下された。
「そんな時間はねぇよ。とにかくセイバーのところに急がなきゃな。アーチャ―の野郎もいつまた襲いかかってくるかわからねぇし」
マシュの提案を受けたい気もあったが、キャスターの言い分は至極当然であった。
元よりこの特異点を解決するには、その聖杯の泥に侵された冬木のセイバーを止めることにあるだろう。
ここ冬木にはマリア達を除けば人間はいない。
これはやはりこの特異点が人類史の存続に関わっているものだと容易に推測できる。
「そういえば、その冬木のセイバーって、どんな人なんですか? 何か特徴は?」
「特徴ぉ? まぁ、何だ・・・・・アイツは存在そのものが特徴っていうかな。あいつの宝具を見れば、誰だって分かるって代物だ」
宝具。
それはその英霊だけが持つ証たるモノだ。
それは、武器であったり、防具であったり、魔術具であったり、肉体や魂であったりと千差万別である。
キャスター言うには、冬木のセイバーの宝具は、いわばその真名の代名詞とも言えることらしい。
「誰だってわかる宝具……ですか?」
「あぁ、有名だと思うぜ。「湖の乙女」から授かった王の剣。その剣であらゆる戦いに勝利をもたらしたっていう・・・・・」
「約束された勝利の剣(エクスカリバー)……」
キャスターの言葉を引き継いだのは、オルガマリーだった。キャスターは肯定するように笑みを浮かべる。
エクスカリバーという名は、さすがのマリアも知っている。剣の中で一番有名ではないだろうかと思うぐらいに。
「そんな……そんな相手に勝て
2017-09-02T21:37:44+09:00
1504355864
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特異点F ①
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1738.html
*2004年 冬木
八神マリアの初めてのレイシフト(霊子跳躍)は、イレギュラーの連続だった。
まずは、カルデアの中枢管制室で謎の爆発が起きた。
マリアは、運よくというよりフォウと呼ばれる小動物に通信端末を奪われ、それを取り返すために奔走していたためオルガマリー・アニムスフィアが招集していた時間に間に合わなかった。
お陰で、とは言わないが、マリアはその爆発に巻き込まれることはなかった。
しかし、マシュや他のマスターは、瀕死の重傷を負ってしまった。
そんな悲惨な光景を見てからの記憶は少し曖昧だ。
次に気づけば自分が2004年の冬木にレイシフトしていた。
本来ならコフィンに入ってからではないと出来ないことだが、マリア自身がコフィンに入った記憶はない。
何より、重症のマシュを見た途端、助けるのに必死だった。
最後には、マシュが普段の白衣の姿ではなく、黒い衣装を身に纏い、十字型の盾を持った姿に変わっていたからだ。
レイシフトしてからすぐに剣や槍、はたまた弓を持ったガイコツに襲われたが、マシュ、そして、アルテラによって何とか撃退できた。
ピピーピピーと、通信端末の音が鳴る。
『ああ、やっと繋がった! もしもし、こちらカルデア管制室だ、聞こえるかい?』
端末からホログラフとして現れたのは、Drロマンだった。
マリアは、自分のことを名乗り、無事を報告する。それから様々な疑問をぶつけるも、返って来たのは「わからない」の一言だった。
ただ、一つわかったことは、マシュがサーヴァントとなって、マリアと契約した状態になっているということだ。
マシュの話によると、自分が瀕死の際、名前もわからないサーヴァントが現れて融合したことで、命を取り留めたそうだ。
「英霊としての能力と宝具を譲り渡す代わりに、この特異点の原因を排除してほしいと言ってました」
『英霊と人間の融合……デミ・サーヴァントか。ともかく、今はキミ達だけがこの冬木の特異点を解決できることしか
できない。急なことですまないが頼めるかい?』
その頼みは断る理由はなかった。Drロマンとの通信を切ると、アルテラが静かに警戒を促す。
「マスター、何かがくる」
え? と、思うなり夜空に閃光が走った。そして、すぐにそれはこちらに来るとわかった。
アルテラが剣
2017-08-19T22:09:42+09:00
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Fate/Grand Order Myカルデア小説
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1737.html
*西暦2016年
この日、彼女は選ばれた。
“人類史の存続”を目的とする人理継続保障機関カルデアのマスター、その一人に。
所長の話が終わると、医療部門の責任者であるロマニ・アーキマンに連れられた。
「僕のことはDr.ロマンとでも呼んでくれ。そして、こちらが」
彼の隣には、眼鏡を掛けた白衣の少女がいた。
少女が少し緊張した面持ちで口を開く。
「マシュ・キリエライトといいます。これからよろしくお願いしますね。先輩」
先輩?
その呼び方に少女は少し疑問に思う。
何故なら少女が今、ここにいるのはおよそ2日前くらいなのだから。
「あぁ、気にしないで。彼女はいつもこうなんだ。特に君みたいな年頃にはね」
少女は、クスッと笑った。
マシュがなんとも恥ずかしそうに顔を真っ赤にしているからだ。
素直に可愛らしいとも思った。
「ありがとう、マシュちゃん。改めて、八神マリアです」
少女―――マリアは、自然とマシュに手を伸ばすと、マシュがしっかりと握手した。緊張していたぶん、マリアの人柄に少し安心感をもったのだろう。
「では、八神先輩。これよりサーヴァントの召喚を行うので、召喚サークルへどうぞ」
「マリアでいいよ。私もマシュちゃんって呼ぶから」
「は、はい! では・・・マリア先輩」
「うん!」
二人の間に自然と笑顔がこぼれているところに、ロマンが和やかな顔で咳払いを一つした。
「じゃあ、サーヴァントってのは、もう知っているよね?」
「はい。過去の英雄や偉人が英霊となって、自分と一緒に戦ってくれる人達ですよね?」
「その通り。魔力量が増えれば、数多くのサーヴァントを使役することができるけど、今の君だとまだ一人だね」
「適性はあるとは言われましたけど、自覚はないんですよねぇ」
「まぁ、新人はみんなそんなものさ。じゃ、さっそくだけど召喚サークルに手を伸ばしてみて」
マリアはそっとカルデアに存在する特別な台に手を伸ばす。
自分の適性、魔力量、そして相性などから数ある英霊がそこから誕生するのだ。
「さっそく起動させるよ」
ロマンが言うなり、マリアの手に熱が帯びる。
熱いような痛いような。とにかく全身の力が一気に抜けるような感じに襲われた。
召喚サークルから光が迸り、や
2017-08-19T22:11:40+09:00
1503148300