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WiseManClub 用語集(WMC)

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hanptidanpti

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用語集(WMC

 

○WMC(Would Magicians Community)

正式名称はワールド・マジシャンズ・コミュニティー。
しかし一般にはワイズマンクラブ(Wise Man Club)、
WMC(ダブルエムシー)と呼ばれる。
続発する凶悪犯罪およびテロ活動の撲滅と、世界秩序の維持のために、
各国が凶悪事件解決のスペシャリストを集めて結成した特務機関。
魔術師(マジシャン)、および賢者(ワイズマン)の名が入っているのは、
事件解決にあたるエージェントたちが、
人間の常識を超えた力を持つ異能力者ばかりのため。
特にアルカナ・フォースと言われるタロットカードのコードネームを持つ上級エージェントたちは
異能力者達の中でも格段の強さを持つ者で構成され、
世界最強の魔道士集団といわれる。
他にも、古の超技術によって武装した兵士たちを持ち、
総合的な戦力はあらゆる国家の軍隊を凌駕するほど。
名実ともに地上最強の戦力を誇る、『魔道士たちの棲家』。
創設者は高名な魔道士であるヘンリー・ワイズマン卿(故人)。
本部はオーストリアのウィーンにある。


○アルカナ・フォース

WMCのエージェントは、その能力の高さによってA級・B級に分けられる。
上級であるA級のランクを持つエージェントは、22賢者、Major22と言われ
タロットカードの大アルカナ(死神、法皇、正義など)の名を
コードネームとして与えられる。
また与えられるタロットの名はそのエージェントの
能力や特質などに通じるものがあるようだ。
彼ら22人の上級エージェントは任務遂行にあたり、
あらゆる非合法的な行為が国家連合の名の元に許容される。
上級エージェントの任務はあらゆる事項より優先され、
状況によっては各国政府さえも彼らの行動を止める事は出来ない。
人知を超えた力と最高の権力を持ちあわせた、『世界最強の魔道士集団』。
彼らには22枚のタロットカードを模したデザインの、身分証明証を持つ。
これを持つ者は、任務遂行時にあらゆる犯罪行為が許される事から
彼らの持つタロットは『血染めの免罪符』の悪名で呼ばれている。
世界中の犯罪者達にとって恐怖の対象と言える存在。
『国家のイヌ』『イカレ魔道士ども』といった蔑称で呼ばれる事もしばしば。
エージェントと言っても、『魔術師』『運命の車輪』など、
主に指揮や後方支援を行うメンバーも存在する。


○三賢者(ヘルメス・トリス・メギストス)

WMCの実質的な頂点に立つ三人の魔術師。称号のようなもので、実際の地位ではない。
単なる魔術の腕ではなく、社会的地位の大きさも入れて決められる。
『魔術師』ギデオン・ワイズマン、『悪魔』ヴァンデルドルフ・フォン・ハイデッガーは確定。
三人目は先代の“黒い森”盟主だったが、現在は引退したため空位。
称号を引き継ぐ者は、オーギュスト・エドモン・バラティエ教授とも、
あるいはレジナルド・フーシェとも言われるが、統一した結論は出ていない。


○元老院

ワイズマンクラブ全体の活動方針を決定する最高意思決定機関。
数名のメンバーから成り立っており、彼らの合議でWMCの活動は決定される。
さすがにメンバーは壮年・老年の人物が多く、
元“黒い森”の要職を始め、WMC創立に関わった人物が大半を占めている。
『魔術師』ギデオンや、『悪魔』ハイデッガーなど、
委員とエージェントと兼任している者もいる。


○黒い森(シュヴァルツバルト)

ワイズマンクラブの傘下にある巨大な魔道士連合組織。
ドイツを中心とした世界最大の魔術ギルドで、
全世界に散らばる数千を越える魔道士たちで成り立っている。
WMC設立以前から存在し、長い歴史を持つ。
WMCの母体となった組織であり、盟主は当代最高とされる魔術師が勤めてきた。

こちらの組織に所属する魔術師達は、数こそ多いが戦闘能力には欠けており、
実際彼らが束になってもWMCの上級エージェントには全く太刀打ちできない。
高い能力者達は、ほぼ全てWMC側に引き抜かれているためである。
特に身体能力の低さは致命的で、
反応速度はB・Cにすら劣るというのが実情だ。
そのため、現在“黒い森”は戦闘以外の任務、特に情報収集を主な役割とし、WMCの諜報活動を支えている。


○悪魔の大隊(デビルズ・バタリオン)

ワイズマンクラブが保有する軍隊。『鋼鉄の悪魔』の異名を持つ。『大隊』という名前から、
機体数・規模自体は各国軍隊と比較してもそれほど大きいものではない。
ただし、それでも実質的・総合的な戦力はあらゆる国家の軍隊を凌駕するといわれている。
その理由が配備されている兵器・機体に使われている魔導技術の数々である。
オーバーテクノロジーの粋を凝らした機体群は凄まじい性能を誇り、
他国の軍勢などまるで物ともしない。
所属する兵士たちは薬物や機械で改造された強化人間ばかりで、
常人を遥かに凌駕する能力を有する。

これら圧倒的な力を誇る『悪魔の大隊』だが、
公式な記録ではWMC設立以来、テスト運用も含めて表に姿を見せた回数は
五指にも満たない。出動するほどの大きな紛争が起こらなかったのも理由の一つだが、
ワイズマンクラブの権限は、世界中ほとんどの軍隊を意のままに動かせるため、
わざわざ『悪魔の大隊』を使わずとも足りたということもある。


○ウィザード・アイ

WMCが打ち上げた、地球軌道上を周回する大型衛星。
この衛星とWMC本部のコンピューターを直結させることで、
WMCは世界各地で起こる大事件を察知する事ができる。

 

○魔道同盟の歴史
 
古くは、魔道の名門『トリス・メギストス』
降矢木家、ハイデッガー家、ワイズマン家の御三家が、
各地でバラバラに活動していた魔術師達を取りまとめたのが始まり。
最も大きな勢力を持っていたワイズマン家がその盟主となり、
『魔道同盟』を設立。後のWMCとなる。
しかし、現代社会と融和し、その勢力を拡大し続けてきた
ワイズマン家、ハイデッガー家と比べ、
降矢木家は古よりの因習を頑なに護り続け、
それが仇となって時代の流れについていけず没落していった。
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