ギデオン=ワイズマン
性別:男
年齢:24歳
国籍:スイス
所属:WMC
使用武器:魔書『エメラルド・タブレット』、魔器『メルクリウスの宝杖』
コード:No.Ⅰ『魔術師(マジシャン)』
ICV:宮田幸季
ワイズマンクラブに所属するアルカナ・フォースの一人で、No.Ⅰ『魔術師(マジシャン)』。
アルカナ・フォースの中でも2名だけいる指揮官クラスの人間で、
世界に散らばる上級エージェント達には彼が指令を下している。
響夜や麻耶たちの、直属の上司にあたる。
また、WMCの活動方針を決定する最高幹部会『委員会』のメンバーでもある。
公的は、50代ぐらいの中年男性で通しているが、
実はそれはホログラフと偽情報であり、その正体は若干24歳の青年。
WMCの創立者ヘンリー・ワイズマン卿の実の息子であり、
ヘンリー卿が晩年の時の子供で、父とは70以上も歳が離れていた。
一般には正体を隠しているが、
もちろんWMCの主要関係者(上層部とアルカナ・フォース)は皆知っている。
ベージュ色のスーツに同色のソフト帽を被ったひょろりとした体格の青年。
髪はこげ茶色で、耳にかかる程度に纏めている。顔はそこそこ美形(と自分で思っている)。
性格は軽くて人懐っこく、おちゃらけた言動が目立つ。
女の子好きで、好みは『眼鏡っ子』らしい(ぉ
よくお忍びで街に繰り出しては、女の子を引っ掛けていたりする(正体を一般に隠しているのはそのためという説も・・・
降矢木響夜とは古くからの知り合い(ギデオン曰く親友)で、
組織では上司と部下だが、プライヴェートでは友人のように対等な口を聞く。
メリアム・アンダーソンは育ての親であり、公私ともに付き合いは長い。
しかし、いかにも『WMCらしく』、性格の割に高い実力を持つ。
魔術師の名家ワイズマン家においても、不世出の天才と呼ばれ、魔術・錬金術に長け、
ワイズマン家に伝わる魔書(グリモア)『エメラルド・タブレット』を使いこなす。
若さゆえに、魔術の常識や伝統に囚われず、
10代の頃から新しい考えをWMCに導入し、その都度発展させてきた。
また、例えどんな出自でも、戦力となるならWMCに積極的に取り入れようとする。
ラズロ・コルテッサやオーレリー・エルランジェらをスカウトしたのは彼。
その後、彼らが目覚しい戦果を挙げ、WMCの主力と見なされている事から、
ギデオンの見る目は正しかったと証明された。
知将としても知られ、テロ組織や異星人との戦闘でも、柔軟な発想からなる策略を用いて勝利を収めてきた。
影武者が何人かおり、平時の業務は彼らが分担して担当している。
ギデオン本人が表に出るのは委員会や、国家規模の重大な事件が起こった場合に限られる。
タカ派のハイデッガーと異なり、穏健派として知られるが、
感情と任務の線引きはわきまえており、戦わねばならぬとわかれば非情に徹する。
『ヘルメス・トリス・メギストス』の一人として数えられるが、
彼がヘルメスを意味する『魔術師』のアルカナを持つ事から、彼一人を指してそう呼ばれることも。
○エメラルド・タブレット
ギデオン・ワイズマンが使用する“魔書(グリモア)”。
見た目は数十ページほどの薄いノートで、表紙には豪奢な装丁が施されている。
中には、剣、杯、杖、硬貨の、『小アルカナ』のカードが封入されている。
それらのカードは魔書の一部である護符であり、パラケルススの四大精霊の力が宿っている。
剣=風、杯=水、杖=炎、硬貨=地。
使用方法は、護符を取り出して魔力を込めればよいため、魔術の発動時間を限りなく短縮できる。
カードには魔術によってレベルが存在し、
キング>クィーン>エース(1)>ナイト>ページ>10>・・・>4>3>2
となっている。威力が大きければ消費も大きい。
○エース・オブ・ワンド
炎属性魔術レベルA。大型の火球を生み出し、敵を焼き尽くす。
○ナイト・オブ・ペンタクル
地属性魔術レベルKN。騎士が放つ槍のように、無数の土槍を噴出させ、敵を串刺しにする。