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スーパーロボット大戦ロストセンチュリー 完結に寄せて

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hanptidanpti

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スーパーロボット大戦ロストセンチュリー 完結に寄せて


スーパーロボット大戦ロストセンチュリー、完結お疲れ様でした。

完結要した時間は何と12年!
ちょうど新しいリレー小説掲示板ができたと同時に始まったと思います。
確か真っ先に参戦に名乗りを上げたのは私で、
それをいいことに好きな参戦作品を投入して
早い段階で自分色に染め上げて行った感があります。
当時はα外伝が好きだったので、異世界に行った後の作品として
∀ガンダムやレイズナー、マクロス7を希望して、
「文明崩壊後の世界で、異星人に大部分が占領されている」という
この時点で当時他にやっていたリレー小説とは一線を画す世界観になりました。
今でもこの提案をすんなり通してくれた蒼ウサギさんには感謝するばかりです。
そのせいかだいぶ新規さんは参入しづらい内容になったけれども、
完結までこぎつけられたのは、私がやりやすい世界観設定になったお陰だったのかなとw

参戦作品の特異さ故か、執筆者が少ない故か、
かつてのチャットではあまり話題に上ることも無い作品でしたが、
旧掲示板の消失、設定掲示板の消失、
そして(今は復活しましたが)本サイトそのものが消失し、
かつての執筆陣もどんどん去っていく中でも、
この「ロストセンチュリー」の連載はひっそりと、されど堅実に続き、
最終的には新リレー小説掲示板で
(序章編などを除けば)唯一完結した作品となりました。
旧版と合わせても完結作品は恐らく五指に満たないでしょうが、
その中でも最長の作品だと思います。
全52話とちょうどアニメにおける4クール、スパロボの平均的な話数に収まったのも美しい。
振り返ると旧掲示板のスーパーロボット大戦ジェネレーションに続き
またもリレー小説を完結させた蒼ウサギさんは本当にすごい。

しかし12年も経てばその間に発売された
スパロボや参戦した作品も膨大な数に上りましたね。
スーパーロボット大戦Dで参戦したマクロス7が面白かったので参戦させたら
据え置き機である第3次αに参戦し、さらにZシリーズにも参戦したり、
当初はよく知らなかったエヴァンゲリオンがMXに参戦したお陰で
私もいくらか書けるようになったり、
ゾイドやテッカマン、アイアンリーガーなんて
想像もしていなかった作品が参戦したり……
終盤がだいぶ長引いた感がありますが、
その間に魔装機神やZシリーズまで完結してしまいました。

この作品の特徴として(主に私の趣味で)敵のサブキャラが
やたら前に出てくるというのがあり、
死鬼隊にマーキロット、シジーマ、ロマリオ、
デマー、ドゥエート、ミルラ……
その中でも目立っていたのはブンドル、カットナル、ケルナグールの
ドクーガ三幹部の活躍ですかね。
色々あって仲間になり、生身戦闘もこなし、
専用オリジナルロボを与えられ、ゴーショーグンと合体までしてしまうと言う。
こういうのは実際のスパロボでは絶対やれないネタだなぁと思います。

それも含めて、これまで数え切れないほどのやりづらい設定を投げてきましたが、
その都度上手く話を繋げ、フォローしてくれた蒼ウサギさんには改めて感謝いたします。

バミューダストームの三人はメンバーの平均年齢が
30歳以上というオリジナルキャラとしては異色のチームでした。
結果的に私の作ったキャラの中では
ロストセンチュリーと言う作品共々もっとも付き合いの長いキャラ達になりました。
皮肉めいた喋り方をするムスカと説明役のゼドのやり取りは一番書きやすかったですね。

深虎は当初白豹のライバルキャラとして出したけど色々あって
藍三郎作品におけるラスボスみたいな立ち位置になりました。
深虎が魔人態に進化するのは当初参加していた影さんの設定を流用したもので、
こういうことが起こるのもリレー小説ならではと思います。
私の中ではこれでも十分インフレしたキャラクターだったりします。

版権作品だとやっぱりドモンとロム兄さんが絡む話がひたすら熱かったですね。
初めて合体技を撃つところや、ギンガナムとのフィンガー対決、
ロムの兄弟子バグとの対決やギャンドラーとの
最終決戦などは突き抜けたテンションで執筆していました。
いま読み返しても熱い……

ユーゼスはスーパーヒーロー作戦の頃から好きだったので
出してみたけどほぼ別人になりましたね。むしろヴィンデルに近いキャラになった。
あえて言うならグラドス星出身というのが、
ヒーロー作戦のバード星出身というところになぞらえたぐらいでしょうか。
これならオリジナルキャラでも良かったかもしれない。

終盤では飛影、ザンボット、レイズナー、マシンロボ、
マクロス7、エヴァンゲリオン、∀ガンダムと
スパロボ定番の版権ものの最終決戦ラッシュをやれたのが
一番達成感があったりします。
スパロボで一番好きなのがオリジナル敵幹部と戦った時に強制的に変わるBGMと
終盤に連続して版権ものの最終決戦をやっていく展開だったりしますからね。
リレー小説でガデスやゲペルニッチ、
エヴァ量産機とかを書けたのは中々感無量でした。

私的には、本リレー小説で版権スパロボでやり残したことはないぐらい
やりたいことは全部やり切った感はあります。
最近のロボット作品が内容の好みの差はあれど扱いにくい、
資料を集めにくい、そこまで書きたいとは思わないというのもあるけれど。
単純に執筆する気力が尽きていると言うのが一番大きいか。
マクロス7とかアニメを見ながら台詞を拾い、
それで原作再現の話を書いていたりしていましたけど今じゃ絶対無理ですね。

あくまで妄想の話で、続編をやるとしたら……うぅむ、割と綺麗に終わったので
また悠騎たちの世界が戦火に飲まれると言うのは忍びなくもある。
しかしヴィナス達の世界を滅ぼした「未知なる存在」は結局謎のままで終わったし、
オリジナル方面ではまだ話を続ける余地はあるんですよね。

色々と好みの内容をぶち込んで、散々やりたい放題してきたとはいえ、
一人では絶対に完結まで到達することはできなかったでしょう。
蒼ウサギさん、はばたきさん、完結までお付き合い頂きどうもありがとうございました。



途中で気付いていたけどずっと黙っていたこと。
実は「聖戦士ダンバイン」が参戦していたけど
ストーリーの途中でフェードアウトしていたりする。
まぁ途中ルート分岐を挟んだのでバイストンウェルに
帰ったのだろうと脳内解釈しているw
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