そして…

大きな爆発音と共に彼女と私は救い出され…

たった一人と一匹だけになった…

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彼女と私は酷い怪我を負い…

完全に完治するまで数ヶ月かかった…

その間に私は元の姿に戻る事が出来る様になった…

それから彼女と私は国へ戻り、両親の埋葬された墓へ参った…

死体の無い空の墓標で彼女は虚しく嘆いた…


「二人っきりになっちゃったね…」


私を抱きしめ悲しみに満ちた声で話す…


「でも、もう一緒には居られないの…」


そう答えると彼女は私の首輪を外し…

逆に左足首に紅い宝石の付いた銀の腕輪を付けた…


「私と一緒にいるとね…きっと不幸になるから…」


別れを告げて私を放したのだ…


「ごめんね…一緒に居たかったけど」


私を置いてその場を去った…

私は彼女を追いかける事が出来なかった…


=続=