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AQUEARIUM(アクエアリウム) 設定



あらまし

物語は、現在の宇宙とは異なる世界 『ティア・テティス』 を舞台とする。

ティア・テティスの空は 『大気(アクア)』 で満たされており、
気体でありながら同時に液体の性質も持つ。冷やせば凍り、熱すれば液体となる。
人類は大気の中でも普通に呼吸が出来る。
この世界の人類は酸素ではなくアクアを生きる源としているためだ。
人類だけでなく、ティア・テティスのあらゆる生命はアクアによって生かされている。
故にこの世界に真空の宇宙は無く、大陸の外は無限の 『界洋(オーシャン)』 となっている。
ただし、界洋のアクアは人体に有害な成分も含まれているため、
いかに呼吸が出来ても長時間生身で留まることは危険である。

数多の生命を内包する界洋には、無数の 『珊瑚(コーラル)』 が浮いている。
重力を発し、同じ種類は結び合う性質を持つそれらは、
時に島や大陸規模の巨大な地平を形成する。
これを 『フロートコーラル』 と呼び、その上には人類を始めとする多くの生物が暮らしている。
また大陸規模のフロートコーラルは、 『プレート』 とも呼ばれる。
コーラルには大気中の不純物を吸収し、取り除く効果もある。
それにより、人類はコーラルの上では地球の人間同様快適な生活を送ることが出来る。
また、フロートコーラルの重力は地球と比べると遥かに低く、
誰でも容易に高い場所へと跳躍できる。


本作の物語は、三つの大陸級のフロートコーラル
『ムー』『アトランティス』『レムリア』 を舞台とする。
隣接する三つの大陸で、人類はそれぞれ異なる文明を築き上げてきた。

尚、これら三大陸が世界の全てでは無いが、
大陸より外は、急な海流によって閉ざされ、行き来が不可能となっている。
また上層は、大気濃度が低すぎて人類の生存には適さない。

逆に 『深層(アビス)』 と呼ばれる下層域は、アクア濃度が濃く、
有害どころか人類の身体を活性化させ、
長寿や不老を実現する夢の世界などと呼ばれている。
しかし、これまで深層に生活拠点を移した国家・文明はほとんど存在しない。

まず、未知の病原菌が存在する可能性もある上、
それ以上に、深層は凶悪な海の支配者 『深界魚(しんかいぎょ)』 の生息区域であるからだ。
獰猛にして強靭、深層の更なる深遠より無尽蔵に湧いて来る
深界魚を駆逐することは誰にもできず、人類は深層への進出を閉ざされて来た。

現代ではアトランティス、ムー、レムリアの三大プレートの上には、
『アトランティス大洋帝国』『MU深理教国』『レムリア北海漣邦』 の三国が存在し、
水面下で対立しながらも長年共存してきた。

その中でも、アトランティス大洋帝国の力は群を抜いており、
周辺諸国を武力制圧し、いずれ他の二国に対し戦争を仕掛けると目されていた。

しかし、栄光の時代は一転して崩れ落ちる。
忌まわしき 『大渦(メイルシュトローム)』 の訪れによって。

突如としてアトランティス首都、ティマイオス直下の深層より出でた巨大渦巻は
アトランティスの帝都を丸ごと飲み込み、深層の藻屑に変える。
これにより、当時の大帝を始めとする皇族、
精強で知られた中央軍は壊滅、万単位の人命が失われた。
その原因は今もって謎とされている。

しかし、災禍はそれだけに留まらなかった。
大渦によってコーラルに開けられた
巨大な穴からは無数の深界魚が湧き出て、その地を縄張りとし、人類を脅かし始めた。
弱体化したアトランティス軍にこれを止める術は無く、
深界魚は 深淵(アビスホール) を中心として瞬く間に生息区域を広げ、
アトランティス北東部を占拠するに至る。
ただし、完全制圧には至らず、ある一定の区域からは外に出ようとしなくなった。

しかし、人類にとっての苦難は、大渦や深界魚に留まらなかった。
中央が壊滅し、大帝の血族の多くが死したことで、
地方に散らばっていたアトランティスの貴族達はその後の覇権を巡って争い始める。
これを機にアトランティスに支配されていた国家群も独立戦争を開始する。

このような混沌とした情勢下で、魚型マシン 『FF(フロートフィッシュ)』 を用いて
略奪を繰り返す海賊団の動きも活発化、さらに深界魚による局地的な被害も途絶えておらず、
後に 『大渦の時代(メイルシュトローム・エイジ)』 と呼ばれる暗黒の時代が続いた。

これに、MU、レムリア漣邦が侵攻を開始すれば、
更なる泥沼になる事が予想されたが、そうはならなかった。
深界魚の生息区域は三大プレート全てに隣接するように広がっており、
『魔の三角地帯(レッドゾーン・トライアングル)』 と呼ばれている。
MUやレムリアも、無数の深界魚を踏破してアトランティスへ攻め込むことは出来ず、
かろうじて他国の侵攻は防ぐことが出来た。


およそ3年後、貴族の主流派が非主流派を攻め滅ぼし、
新大帝を擁立することで、泥沼に突入しかけた争いに終止符が打たれた。
それから7年、三角地帯の存在もあって大きな争いは起こらず、
帝国は国力の回復に専念することが出来た。


物語は大渦事件から10年……

三角地帯で深界魚のハントを行う、とある海族団から始まる。