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妖魄

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hanptidanpti

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妖怪(ようかい)


“あやかし”や“物の怪”と呼ばれ、古来より存在してきた異形の者達。
その本質は生物に非ず、社会の闇より生まれ、
人々の恐怖を糧として成長する概念的な存在である。
故に、科学技術の進歩によって社会から闇が取り払われ、
未知への恐怖が薄れていくにつれ、衰退の一途を辿っていった。
この時代においてはほぼ消滅したはずであったが、
鬼の出現や、異星人の襲来、人々の心に再び未知への恐怖が蘇るにつれ、
かつての力を取り戻し始めている。

その正体は一種の電磁生命体であり、人々の脳内にあるイメージに影響され、
集合的無意識の中で形を成したのが妖怪とされる。
実体を持たないエネルギーが歪みによって実体を成すという点では、ヘテロダインに近い。



妖魄獣(ようはくじゅう)


世界中でロボットが普及するに伴い、
人々の“巨大なもの”に対する恐怖を媒介として誕生した新たなる妖怪の姿。
当初は妖魄(ようはく)と呼ばれる黒い球体として出現し、
人々の恐怖の感情を吸収することで孵化、妖魄獣となる。
当初は鬼獣や異星人のメカ同様、アンノウンと呼称されてきた。

しかし、これら妖魄は自然に発生したものではなく、
その発祥には高位の妖怪や人間の研究者、さらには異星の技術が関わっているらしい。

また、より高位の妖怪が騎乗する妖魄獣は、『妖魄鬼神(ようはくきしん)』と呼ばれ、一線を画す性能を持つ。


妖魄(ようはく)


妖魄獣の素体となる黒い球体。
この状態からでも、黒い手を伸ばして敵を引き裂くと言った攻撃方法を取れる。
HP:5000

<武装>

闇爪(やみづめ)


餓鬼(がき)


『餓鬼』の妖魄獣。
黄土色の体色に、やせ細った頭部には牙の生えそろった口が耳まで裂け、
あばらの浮き出た胸に枝のように細い腕、対照的に膨れ上がった腹部には
牙の生えた第二の口が開いている。
食欲旺盛で、生物からロボットまで、目についたものは何でも喰べる。
ことも可能。
HP:7000

<武装>

鐵砲(てつほう):喰らった金属を口の中で固めて鉄球とし、砲弾のように撃ち出す。
屍喰(しぐらい):敵に飛びつき、爪で切り裂いた後、上下の口で敵を双方向から食い尽くす。装甲ダウン効果付き。


朧車(おぼろぐるま)


『朧車』の妖魄獣。
炎の車輪を持つ車に、橙色の鬼の顔面が張り付いた妖怪。
その加速を生かした体当たりは強烈の一言。
HP:10000

<武装>

焔輪(えんりん):車輪から炎の輪を創り出し、それを飛ばして攻撃する。
 攻撃力ダウン効果付き。
轢断(れきだん):全身に炎を纏って突進する。


一反木綿(いったんもめん)


『一反木綿』の妖魄獣。
本体は長く白い一枚の布で、普段は二つの眼球が張り付いた、
人間の生首を象って浮遊している。
戦闘時は布を解き、敵に巻き付いて動きを封じる、
また、高速で移動して敵を切り裂く等の攻撃を行う。
HP:12000

<武装>
縛布(ばくふ):解いた布で敵を巻きつけ、
 そのまま締め上げて破壊する。運動性ダウン効果付き。
白刃(びゃくじん):布を解き、高速で移動して敵を切り裂く。


塗壁(ぬりかべ)


『塗壁』の妖魄獣。
灰色の城塞を人型にしたような姿を持ち、
見た目通り動きは鈍重だが、極めて堅牢で特機の攻撃をも防ぎ切る。
HP:18000

<武装>

粘砲(ねんほう):口から粘性の強いコンクリートを吐き出し、
 敵を固めて動きを封じる。移動力ダウン効果付き。
塗固(ぬりがため):張り手を繰り出しながら敵に突進、
 そのまま敵に覆いかぶさり、自身の中へと塗りこめてしまう。

唐傘(からかさ)


『唐傘』の妖魄獣。
青と白の巨大な傘に、色とりどりの傘がぶら下がった姿をした妖怪。
小さな傘を自在に操り、攻撃および防御に使用する。
HP:13000

<武装>

旋華(せんか):付随する無数の傘を飛ばし、敵を切り裂く。照準ダウン効果。
烈穿(れっせん):本体の傘を折りたたみ、錐揉み回転を掛け突進。敵を穿ち貫く。


河童(かっぱ)


『河童』の妖魄獣。水中戦を得意とする妖魄獣で、
巨大な亀の甲羅の上に、蓮の花状の刃を備えた皿が乗っている。
HP:14000

<武装>

首長(くびなが):首を長く伸ばし、敵に噛み付く。
蓮渦(れんか):甲羅の上の皿を高速回転させ、大渦を生み出す。



土蜘蛛城(つちぐもじょう)


艦長:絡新婦(霊鞍アズサ)

妖怪一味の拠点となる巨大な妖魄獣。
移動要塞級に巨大な蜘蛛の上に、赤い屋根の御殿が乗っている。
蜘蛛の頭部は獣の顔になっており、牙も生え揃っている。
絡新婦となった霊鞍アズサや妖怪達の拠点となる以外に、
内部には、『闇ノ皇』の妖魄が収められており、
様々な戦場に移動し、人間の恐怖を集めることを目的としている。



闇ノ皇(やみのすめらぎ)


+ ...
霊鞍アズサが実験で生み出した、無数の妖魄の集合体。
これを生み出すことこそが彼女の悲願であり、巨大界震はその副産物である。
人間の恐怖の感情を吸い取ってその力を増して行く。
しかし単体ではただの巨大な“力”に過ぎず、
力を発揮しうる器が無く、土蜘蛛城の中枢に封印されていた。
アズサは最終的にはデビルガンダムを器とすることで、
究極の魔神を生み出し、この世界の神として君臨しようとした。
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