僕は何をしたかったんだろう…

兄さんに愛して欲しかった…

だけど兄さんの心にはあの人が居て…


=火遊=

Zアースの極東エリアの街…

繁華街の中にある一軒のBAR…

僕はいつもここで飲んでいる…


「……」

よく飲んでいるカンパリソーダを頼み一息入れる…
周りには仕事帰りなのかOLや企業マンといった所謂仕事人や
20を迎えたばかりの若者やバイトに勤しむ学生の姿があった…

「…」

カクテルを提供され一口飲む…
横で座っている男から紙性のコースターに書かれたメモを見やると…
『一夜を共に…』と書かれていた…

「いいよ、退屈だったし…」

横でクスリと笑いOKを出す…

「そろそろ遊びたかったから……」

いつもの事…
男を誘い、男を連れ込み、もて遊ぶ…
そこには愛はなく…
ただ互いの欲を吐き出す為の行為…
僕は飽きると相手の血を吸って終りにする…

「僕はこんな事をしたい訳じゃない…」

ただ兄さんに愛されたかっただけ…
でも…
兄さんの心にはいつもあの人が居て…

「兄さん……僕は我儘なのかな?」

成就する事も無い淡い思いはずっと僕の心の中…
いつか…
僕よりも強い人に出遭ってこの想いを受け入れて欲しい…
ただそれだけ…
それまで僕の火遊びは続く…

=終=