中華靈国(ちゅうかれいこく)


高位の霊能力者である 靈帝(れいてい)」 によって治められている専制国家。500年の歴史を持つ、世界有数の古い国家である。
同盟三大組織の一角だが、霊能力者自身が国家元首のため、霊伐師組織の枠を超えた権限を持つ。
故に神霊同盟の規律も及ばぬ面が多く、靈帝自身が数多くの違反を犯しながらも、それを掣肘することができなくなっている。
「靈帝禁衛隊(れいていきんえいたい)」 と呼ばれる直属の親衛隊を持ち、
「二十八傑」と呼ばれる二十八名の御霊巫師が在籍している。

一般的には「中国」であるが、霊能関係者からは 「靈国(れいこく)」 と呼ばれている。
500年前、漢民族が支配していた王朝を滅ぼして成立した、
現代まで続く 靈民族(れいみんぞく) たちの君主制国家。

霊能者の血族である彼らは、代々の皇帝に重用され、
霊能を用いて国を発展させてきたが、
やがて自分達こそが国を動かしているという驕り、
裏では「鬼」や「化物」と蔑まれ、日の目を見ることもない不満から、
当時の王朝に対する民衆の不満が高まったのを機に、
反乱を起こし、皇族を皆殺しにして国を乗っ取った。

靈帝を頂点とする絶対的専制国家で、国民は強固な統制の下支配されている。
罪を犯した者には厳罰を持って処し、
食と人口のバランスを取るため、厳しい人口統制策が取られている。
ただ代々の靈帝は、その時代に即した最高の帝王学を叩きこまれているため、
政治手腕に誤りはなく、国内は比較的豊かである。
中華こそは世界の中心であり、また世界に等しいという思想を持ち、
自国の繁栄のみを優先するためか、前述の聖霊教会との
不仲もあって世界から孤立しがち。
一方、同じく聖霊教会と仲の悪いエメリア合衆国に近づくなど、柔軟な外交手腕も見せる。

第弐次世界大戰時はアゼアの大半を支配していたが、
それに反発する日本に武力侵攻を受ける。
大きな痛手を被ったといわれるが実際はそれほどでもなく、
当時の日本を楽々潰せるぐらいの戦力はあったとされる。
エメリア合衆国を戦争に引き込むために、あえて苦戦を装ったと言われている。
戦後はこの件を徹底的に糾弾し、日本を占領しようとしたが、
エメリアの介入と、何よりFALBE総統を討った蒼峰海女乃の功績もあり、本土占領を断念せざるを得なくなる。
それでも、当時日本が支配していた外国領を全て奪い取り、
最終的には大きな利益を上げて戦後を迎えている。