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交差」(2012/02/08 (水) 00:18:54) の最新版変更点

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私は能力を使った… 守るべきものの為に… 恐れられることも厭わずに… =交差= 三島のビルで爆田博士のロボットや逢魔の妖怪達が暴れる中で… 後ろでブルースさんに付き添っていた私は沙夜に捕まったのだ… 「うっ…!」 『この子の命が惜しければ武器を収めなさいな…』 紗夜が私の首を抑え拘束する… 「卑怯じゃぞ!」 『使えるものは使わないと、ね…?』 「くっ…!」 零児や小牟が叫ぶ… 「どうしてこんな事をするの…?」 『そうね…私達の計画に必要なことだからよ…』 「だから巻き添えにしたの…?」 『だって、貴方だけが足で纏いだったから…』 「だからってブルースさんまで…」 『大丈夫よ、彼ってうまく致命傷は避けたみたいだから…』 「…」 『さあ、どうしましょう?』 私のせいで誰かが傷つくのはもう見たくない… 私はもう無力な存在になりたくない… そんな想いが脳裏を巡った… 「許さない…」 『えっ?』 「貴方だけは絶対に…!!」 私は力を使った… 恐れられてもいい… 誰かを守れるのなら… 「テックセッター!!」 眩い閃光で紗夜は私から遠ざかり… 私は閃光の中で甲冑を纏った騎士に姿を変えた… 「…」 『何なのその姿は…!』 「テッカマンノヴァ…それがこの姿の名前…」 『あらん…ちょっと面白そうな力ね…』 「…だったら避けられるかしら?」 『っ!』 「ボルテッッッッカァ!!」 紗夜は危険を察知し一目散に逃げていった… 爆田博士のロボットや妖怪達を犠牲にして… 「…」 『藤岡、その姿は一体?』 「これがあの研究所で起こった生物災害の恩恵です…」 『まさか…』 「これはウイルスではなく…この星に飛来した寄生生物の力です…」 『寄生生物だと!』 「安心してください、その生物は既に死滅していますから…この力を残して…」 『死滅しているからって…』 「怖かったんです、自分の力のせいで誰かが不幸になるのは…」 ・

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