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「君に占う星に裏あり!」
初出
『恋愛美人if』2008年3月号
再掲
『絶対恋愛Sweet』2011年6月号
あらすじ
千代は事務職に携わる、メガネの地味なOL。部長に亡き父の面影を重ねて、ひそかに憧れを抱いている。ある金曜の夜、イメージチェンジを思い立ち、土日で華やかなOLに変身した。
月曜の朝、千代は同僚たちの注目を浴び、いきなりの後悔をする。突然、隣の席の、オールバックにメガネの社員・八田(はった)が話しかけてきた。真面目な八田に叱られるかと思った千代だったが、突然「占い好き?」と話しかけられ、拍子抜けする。
八田は占いが趣味だった。雑誌を広げ、千代の星座のページを見せる八田。「大胆なイメチェンで超モテモテ期突入 意中の人がいるアナタはセクシー系へのイメージチェンジを」とある。自分にセクシー系は無理だと嘆く千代に、占い好きなのをバラさないでいてもらうのと引き換えに、千代の恋に協力するという八田。
その日の帰り、八田の自宅に寄った千代。山のような占い雑誌を2人で手分けして読破し、やはりセックスアピールが効果的だという結論になる。しかし「部長とそんなのなんか違う」と違和感を覚える千代。
今日のイメージチェンジが失敗だったと嘆く千代に、八田は「かわいいと思うけど」と返す。そして皆が千代に注目していた理由を説明するために、八田は髪を下ろし、メガネをはずした。「いつもと違うと見ちゃうでしょ?」千代は初めて見る八田の素顔を見つめすぎていた自分に気付き、顔を真っ赤にする。
今回のイメージチェンジは、千代のかわいさ・スタイルのよさを引き出しているので、成功だと褒める八田。徐々に八田に興味を持つ千代は、相談を続ける。職場ではセクシーな格好に限界があるし、本命以外に興味を抱かれても面倒だと述べ、「ピンポイントで」「部長に向かってエロい顔」を提案する八田。
向かい合って立つシミュレーションをするために、八田に手を握られ、動揺する千代。眼が合ったら抱かれてるところを想像しろと言われ、思わず八田に抱かれる自分を想像する千代。だが八田に「部長に(抱かれてるところ)」と言われ、それは出来ないと慌てて答える。
処女じゃないなら想像はできるよね、と千代の手のひらを、陰部をペッティングするような手付きで触り始める八田。千代は衝動に耐え切れなくなり、八田に抱きつく。「直接さわってください」とお願いしてしまう千代。
千代は部長のことが好きなのだと思っている八田は、後悔しないか確かめるために、自分にキスするように言う。八田と長い口づけを交わしながら、八田に恋をしたことに気付く千代。しかし部長を落とすための「特訓」でしていることを思い出し、思いを口に出せない。
千代の上半身を裸にし、胸を揉んだり吸ったりする八田。このひとときが終わらないよう、声を殺す千代だったが、「声殺すと表情が出なくなる」とさらに千代を攻める八田。
えっちな表情が上手くできてしまったら、今度こそ終わり。明日から元通りの同僚。そんなのは嫌だと思う千代。だが「これができたらほとんどの男イチコロだからね」という言葉に、占い通り「意中の人」=八田に好きになってもらえるのかもしれない、と希望を抱く。
千代の陰部を愛撫し、続けて指を入れる八田。「前までは(ナカで感じなかったが)八田さんだときもちいい」と口にする千代。八田がほしいと、素直に感じる。だが八田は、それは千代が今欲情しているからだと受け流す。
千代が「上手に」エロい表情を出せたので終わりにしよう、と言う八田。千代はそれを止め、八田に生まれたての感情を告白する。自身も欲情していた八田は、「知らないよ?」と言いながら千代の中に入る。
結ばれながら「俺も好きだよ 結構前から」と千代に告白する八田。絶頂に達した千代が、欲情のためでなく、冷静な気持ちで自分を好きなのだとわかり、激しく千代を抱く。
行為の後、ベランダでくつろぐ2人。八田が自分と同じ星座だと知り、自分が占い通り八田に落とされたのでは、と千代は赤くなるが、八田は気付いていないようだ。
みどころ
たっぷり52ページなので、非常に読みごたえがあります。じらすような展開が見事です。
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最終更新:2011年05月10日 22:38
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