239 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/08/03(木) 22:18:46 ID:2b4kRHHA0
なんか勢い止まってるっぽいんで、つなぎとして体験談をば。
実家の小屋が長い間あかず状態になってたんだけど、4年前にあけた時の話。

そこは元々、味噌を造る小屋だったのを適当に改造して物置にしたのだが、
それほど大きくもないし、そもそも物置としての需要も乏しかった。
さらに、中身は農具関係なので農業をやめてしまって以降全く使う事もなく、
母屋を移転するため取り壊すまでの10年ほど、あかずの間になっていた。

小屋をあける際、何かお宝でも発見できないかと考えて俺も立ち合った。
鍵を外し、固くなった小屋の戸を開くと、昼間にも関わらず中は真っ暗。
完全な闇と言って良い状態。この中に光が入る事すらもう10年ぶりなのだ。

ひんやりした独特の空気が外に出て来た瞬間、ゾワッ・・・という異様な気配。
ネズミがいるだとか、そんなレベルではなかった。建物全体が動いたというか。
そして考える間もなく、俺は生まれて初めてというほどの恐怖を体験した。

奇妙なざわめきを発しながら、小屋の「闇」が襲いかかって来る。
いや・・・その正体は大量の「G」だった。何百、何千匹もいそうなGの大群。
頭から足の先まであふれ出るGの激流にもまれ、もう身動きすらできない・・・。

時間にして1分弱程度だろうが、あれほど怖かった事はいまだもってない。
ホント、一瞬にして総白髪になるような体験だった。(なってないけど)
最終更新:2008年10月06日 21:34