736 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2007/07/14(土) 23:18:18 ID:FmM8heqI0
小学2年の時の話。

ある日の放課後、同級生の家に遊びに行くことになった。
その子の家に行くのは初めてだったので、まず自分の家にカバンを置いて
それから一緒にその子の家に向かった。案外近所に住んでいた。
着いた時点でショッキングな家だったんだけど、まぁそれは置いといて
家でマンガ読んだりして遊んでたのよ。
で、ふと見たらタンスの向こうに引き戸が見えたのね。
ガラス戸だから押入れじゃないし、あそこ何?って話になったんだけど
住んでる同級生も、使わない部屋があるみたいだけど
詳しいことは知らないと言う。じゃあ誰もいないし探検してみようかと
タンスの引き出しを全部外してから、タンス本体をずらして
ガラス戸の向こうに行ってみた。

続きます。

738 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2007/07/14(土) 23:42:28 ID:FmM8heqI0
続き

ガラス戸の向こう側は、4畳程度の小さな和室で、その奥に更にガラス戸。
小部屋を出るとカーテンが引いてある廊下で、廊下を右に折れると
廊下に面して2部屋って構造になってた。
何が気持ち悪かったって、初めの小部屋は何もなかったけど
他の2部屋には、さっきまで誰かいたみたいな生活感が満ちていて
食器棚の中には食器とか、半分減った洋酒のビンとか置いてあったし
初夏だったけど、部屋にはコタツが置いたままで
妙に時代遅れなかんじの布団がかけてあった。コタツの上には新聞もあったけど
怖くて触れなかった。
なんか見ちゃいけないものを見ちゃった感じで、あわてて戻って
タンスを元通りに直しておいたけど、同級生は「危ないから入るな」と言われ
ずっと納得して暮らしてたみたい。(まぁ子供だしね)
その事は暗黙の了解で二人の秘密ってことになったけど
夕方仕事から戻った母親に、その子の家に行った話をしたら
遊んでもいいけど、あの子の家には行かないように言われた。
もしかして、なにかいわく付きの家だったのかも。
その後祟りっぽい事はなかったけど、何故かその子のおばあちゃんに付きまとわれた。

あの家で昔何があったのか、今でも時々気になる。

741 名前: 736です [sage] 投稿日: 2007/07/15(日) 02:04:34 ID:udfLG7EL0
そこの家は今でいうゴミ屋敷だったんです。
もう足の踏み場もなくって、しかも猫が何匹も住み着いていて
臭いもかなり酷かったです。
そこのお宅は母子家庭で、母親、祖母、娘の3人暮らしでしたが
奥の部屋は布団が敷きっ放しで、何故かエロ本が大量に散乱。
(マンガ以外にそれも見ました。ごめんなさい。)
カーテンは閉めたままで、窓ガラスには新聞紙が張ってあって真っ暗。
とにかく幼心に異様というか、ショッキングでした。
今思えば、トイレや台所の位置も不自然だったなぁ~。
ところが、ガラス戸の向こう側の部屋は整然と片付いていて
そのコントラストがまた怖かったです。

747 名前: 736 [sage] 投稿日: 2007/07/15(日) 13:15:49 ID:OX6zYP+50
う~ん、子供の頃の話なんで、真相はわからないけど
整然と片付いてはいたものの、長いこと人が入った形跡がないというか
部屋全体に埃が積もってて、コタツの上の新聞も薄茶色になってました。
足が汚れると困るんで、靴を履いて探検したのを覚えてます。
私は物置にでもなってると予測してたんですけどねぇ。
書いてるうちに気になって仕方なくなっちゃったので、
今度実家の母に聞いてみることにします。
最終更新:2008年01月25日 21:58