694 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2007/07/10(火) 23:50:30 ID:GoMauVBhO
小さい頃、母方の祖母の家にしばらく住んでいた事がある。
ド田舎の古い家で、祖母の祖母の時から立て替えていない。土間もあるし、暖房は薪ストーブだった。
私は好奇心に任せ、あちこち探険しまくっていた。
ある日、探険していたはいいが、気が付いたら布団に寝かされていた。
工事のおっちゃんがいるわ神主がいるわ医者がいるわ祖母は泣いてるわで、何がなんだか分からなかった。
でも背中がやたら熱くてかゆい。
訳の分からぬまま、それからしばらく男の子の格好にさせられた。
数十年経って、祖母の家にお盆の挨拶に行った。
その時に自分の身に何があったかを聞くことができた。
祖母によると、「開かずの間」に私は入っていたらしい。
しかし、曾祖母の時代に漆喰で戸や窓を全てつぶしてしまったんだそうだ。
私がご飯になっても戻らないのに気付き、探していたら「開かずの間」のある方から凄まじい音量の笑い声が聞こえたらしい。
まさかと思い見に行ったら漆喰でちゃんと潰されている。
しかし笑い声が止まない。
真っ青になりつつも壁を破壊するために、工事のおっちゃんを呼んだらしい。
壁を破壊してる最中に神主さんも呼んだらしい。
(←このへんは祖母がパニくってた為にあやふや)
無事破壊したら、「開かずの間」で私が座り、白目をむきながら大音量で笑っていたとのこと。
駆け付けた神主の祝詞で静かになった私を運ぼうとすると、服の背中がぱっくり裂けていたため、医者を呼んだらしい。
刀できられると熱を持つというけど…
目覚めるまで全く覚えていない。
最終更新:2008年01月25日 21:56