短編4

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「は?何?お見舞い?」
「そう、彼氏なんだからお見舞いくらい来なさい!」
クラウンからの電話にVIPはため息をつきながら自分の服をパタパタと扇ぐ
こんなに暑くて外に出たくないのにラウンジの奴は風邪をひいたらしい
「しゃーねぇなぁ・・・」
「早くきてね!お見舞いっていえばわかるよね?何かお土産持ってきてね!じゃね」
「ちょwwwwwwwwww」
電話が一方的に切られてしまう
毎月の小遣いが2000円だってのを知ってて言ってるのか?
悲しい現実にVIPは頭を悩ませる
「天国!お前何か見舞いにちょうどいいものないか?」
「ない」
「もういいや、無くても問題ないだろwwwwww」
VIPは何も持たずにラウンジの家へと旅立った
「おいすー」
「あれ・・・?いらっしゃい・・・」
玄関に出てきたのはパジャマ姿のラウンジでほほが少し赤くなっていた
顔色がとても悪そうだが、大丈夫なんだろうか?
「クラウンに見舞いにいけって言われてきますた」
「え?クラウンは今出かけるって・・・」
ゴホゴホと咳をしながら苦しそうに床にしゃがみこむ
「うつったら悪いから・・・」
「あ!お見舞いにこれを持って来た」
VIPはラウンジにチロルチョコを渡すと満足そうな笑顔になる
「あ、ありがとう・・・」
「まぁ、お大事にー」
VIPが帰ろうとするとラウンジは笑いながらチロルチョコを大事そうに両手に持っていた
少しだけ、お見舞いに来て良かったと感じた瞬間だった
外に出てドアを閉めようとVIPが振り返るとラウンジが玄関で横になっているのが見えた
「な、何やってんだよ!」
「はぁ・・・こうしてると・・・床が気持ちよくて・・・」
ラウンジのいつもの元気が無いことにVIPは困った顔をして玄関をうろうろとする
こういう時どうしたらいいんだ?放っといて帰ってもいいのか?
しばらく悩んだVIPは靴を脱いでラウンジを抱きかかえた
「うはwwwおもてぇwwww」
「うるさい・・・ばか・・・」
「部屋どこだ?」
「・・・2階・・・」
重たいとは言ったが思ったほど重くは無かった
ただ、男を抱き上げたりするよりはやわらかいんだろうな何て考えながら階段を登る
人一人抱えたまま階段は結構きつい・・・そう思いながらVIPはラウンジを部屋に入りベットに降ろす
女の子の部屋とは言っても病気で寝込んでいたんだろう、衣服が散乱してる
「早く元気になれよー」
そう言いながら部屋を出て行ったVIPにラウンジは小さい声で呟く
「ありがとう・・・」
小さなチョコを近くの棚の上においてラウンジは眠りについた
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