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汗でTシャツが張り付く、いくら拭っても吹き出てくる汗にVIPは疲れたような溜息をついた。
夏は好きだけどこの暑さはなんとかならないものかとVIPは思いつつ大きいクーラーがあったら世界中冷えるのか、なんて妄想をしていた
いやいや、クーラーなんか使ったら大変なことになるような気がする、日本をガラスで囲んでクーラーを・・・
VIPは扇風機を抱きかかえながら妄想で暑さから逃げようと頑張っていた
「あっちぃ・・・」
「うるさいなぁ・・・お兄ちゃんどっかいけば?」
こうしてVIPは家から追い出された
行く宛ても無いのに追い出されたんじゃ干からびると言わんかの如くVIPはシベリアの家に向かった
向かう途中、何故か不思議な感覚に襲われる
何かを忘れている気がする、夏休みに入って1週間経ったのに最初の3日くらいは何してたんだっけ?
いくら考えても何をしていたのか思い出せず、VIPは額に手を当てながら唸る
虫の鳴き声と鳥の囀り、車の走る音がすぐ横で聞こえていて車の排気ガスの臭いが少しだけこちらに漂ってきていた
何をしていたんだろう?それよりも暑い、シベリアならわかるかな?
VIPはシベリアの家のインターホンを鳴らす








居ないのか?VIPは深いため息をついて、他にクーラーなんかがありそうな家を思い出す
ラウンジの家があるじゃないか!
「それで、家に来たの?」
「うんっ!僕、ここの家の子になる!」
VIPはクーラーの前で両手を広げてクーラーの前を陣取っている
「・・・あのねぇ・・・普通クーラーの為に女の子の家に来る?」
「お前女だったのかっ、いったぁ」
「もう!!出て行けこの馬鹿VIP!」
ラウンジに首を掴まれてVIPはやっと来た理由を思い出してあわててラウンジに言う
「ちょっちょっちょ!まってwwwあれだよww夏休みの最初の3日って何してたっけ?」
「?何って・・・?あれ・・・?」
ラウンジは顔を顰めて考え込み、VIPも自分で何をしていたのか思い出そうと考え込む



ラウンジの部屋は木のテーブルが中央にあり、青空の模様の布団が使ってあるベット
背の低いタンスには鳥?のようなぬいぐるみとウサギの少し汚れたぬいぐるみが置いてあった
ジュースを飲みながら二人は向かい合ったまま無言だった
「えっと・・・お前と一緒に居たよな?」
「うん・・・たしか・・・」
「何してたんだ?」
「わかんない」
そこで二人は悩む、何か大切なことを忘れてないか?何かを落としてる気がする
VIPとラウンジの記憶には誰かに消されたかのようにその場所だけが全く抜け落ちているのだ
クーラーを丁度良い温度で止めると虫の鳴き声が部屋の中まで聞こえてきた
「・・・なんだろう?何を忘れた?」
「・・・うーん?あ!!私、日記書いてた!」
今まで本当に忘れていた
日記の存在を思い出してラウンジは急いで机の引き出しの中を漁る
ノートが綺麗に入れられた引き出しの中にその日記はあった
布の表紙で綺麗な色をしたその高級そうな日記帳にはラウンジの綺麗な文字が並んでいた
「えっと・・・ここ・・・?」
ラウンジはその日記を読んで自分の顔が真っ青になっていくのが自分でもわかった気がした
日記にはこう綴られている
―― VIPと付き合うことになった。小さい頃から喧嘩していたのに・・・不思議な気持ちだ ――
「ちょ、これ変じゃないか?」
VIPはその日記を手に取ると文字を指でなぞる・・・微かにだが、文字とは別の言葉が書かれていた形跡があった
誰かが書き換えたということなのだろうか?それに、文字数と次の日の日記までに開いた行数が明らかに違う
「それに、俺がラウンジなんかに告白するわけがねぇ!」
「こんのっ!」
VIPが殴られた頬を抱えてのた打ち回っている間にラウンジは鉛筆を手に取ると鉛筆の芯を斜めにしてゆっくりと色を付けていく
薄らと浮き上がった文字に読み取れるのはたったの単語3文字だった
―― オカルトの母親 化け物 死 ――
その3文字を見た瞬間ラウンジの頭に何か電流のようなものが走ったような気がして放心状態になる
VIPも放心状態になっているラウンジから日記を受け取るとその三文字をゆっくりと読み上げた
「オカルトの母親・・・化け物・・・死・・・」
頭が割れるんじゃないかというほどの痛みが走る
VIPは日記を床に落とすと悲鳴にならないような声を上げて家の壁に頭を叩きつける
「うぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」
一瞬、何秒かの内に3日分の記憶が一気に流れ込んでくる
そんな感覚に吐き気とめまい、それに激しい頭痛がVIPとラウンジに襲い掛かる
「ああああああ!!!!」
VIPの頭から血が流れる、それでもVIPは壁に頭をぶつけることをやめなかった
ラウンジの家族は幸い今日も仕事でいない、だが階段を駆け上る音が聞こえていた
「お姉ちゃん!?VIPお兄ちゃんやめて!!」
クラウンがVIPの体を押さえて何とか止めようとするがクラウンの力ではどうにもならない
ラウンジの方は胸を押さえながらベットに上半身だけを乗せて苦しそうに唸っていた
「やだ・・・救急車呼ばなきゃ!!救急車・・・」
そう呟きながらクラウンはその場で泣き出した
暫くして、先に落ち着きを取り戻したのはVIPだった
頭から血を流して朦朧とした意識のままでラウンジとクラウンを見下ろしていた
「俺・・・なにやってんだ?」
「VIPお兄ちゃん・・・?」
「血が出てる・・・やべ!これ!血が付いちゃった」
ラウンジの部屋の壁に少しだけ付いた血の後にVIPは焦ってティッシュで拭く
何とか取れたは取れたが少しだけ跡が残ってしまった
「はぁ・・・はぁ・・・」
ラウンジが苦しそうに起き上がり涙目を拭きながらクラウンを抱きしめた
「怖かったね・・・ごめんね・・・」
「うんっ・・・怖かったぁぁ・・・」
もっと泣き出すクラウンにラウンジは優しく宥める
VIPは自分の頭を撫でながら自分の記憶をゆっくりとたどっていく
クラウンは泣く事が忙しくて聞いていないようだ
「俺達は、オカルトやオカルトの母親と戦った。で間違いないよな?」
「うん・・・」
「それで、赤い粉を手に入れたところで削除人に奪われた」
「そう、私が渡しちゃったんだよね」
「・・・てことはその後に記憶を消されたってことかな・・・」
VIPとラウンジは二人の記憶が間違いないことを確認して溜息をついた
記憶が消えるっていうのは本当に違和感がないことなんだという恐怖が後から付いてくる
まるで昨日の夕飯のメニューを忘れるかのようにオカルトのことを忘れてしまうんだ
「・・・シベリアは・・・?」
ラウンジが不思議そうな顔でVIPの顔を見上げる
「・・・出かけてたと思ったんだけど・・・」
まさか・・・、二人に嫌な予感が過ぎる
「行かなきゃ・・・!クラウン、ちょっとお留守番しててね?」
小さい子に言い聞かすようにラウンジが言うとクラウンは何も言わずに首を横に振る
一人にしないで、そう言ってるのが良くわかる、あの光景は確かに不気味だっただろう
「・・・ラウンジ、俺だけで行く」
「でも!」
「でもじゃないっつーの、お前、クラウンを連れて行く気かよ」
VIPの言葉にラウンジは何も言えずに小さく、渋々というよう感じに頷いた
「んじゃ、後で連絡する」
階段を下りるとVIPは玄関から飛び出して行った
シベリアの家は真っ暗で灯りも付いていないようだ
VIPは携帯を取り出すとシベリアの番号を急いで押す
「もしもし!おい!シベリア!!」
「・・・・・来るな・・・絶対に・・・きちゃ・・・」
電話が切れる、何度かけても電源が入っていない・・・らしい
シベリアの家の周りの街頭すら電気が消えていて、まさに暗黒の世界という雰囲気だった
いつ幽霊なんてものが出てもおかしくない、そんな空気があたりにはあった
VIPは役に立たないだろうがシベリアの家の玄関でバットを手に取る
玄関のノブに手をかけると鍵はかかってなく、簡単に扉を開けることが出来た
玄関の中は更に暗い、今にも闇の中から何かが出てきそうな雰囲気だ
VIPは近くの電気のスイッチに手を伸ばしスイッチを入れるが、灯りはつかない
ただ、パチンパチンと虚しく音を鳴らすだけだった
「・・・シベリアァァ!!!居るんだろ!?」
闇に吸い込まれていく声は誰にも届いていないのか、静かな家の中に響く
VIPは靴を脱ぐとバットを構えながら部屋の中へゆっくりと入っていった
暗闇の中では何があるのかもわからない、ただ、自分の足音と時計の音が聞こえている
シベリアはどこにいるんだろうか?可能性としては部屋だろうか・・・?
VIPは来た道を戻り階段をゆっくりと登り始める
自分の踏んだ階段がギシギシと声をあげ、まるで誰かが来ることを拒んでいるかのようだ
心臓の音がやけにでかく聞こえる、このまま逃げて帰ったらどれだけ楽だろうか
ただ、このまま帰ることは絶対に出来ない、そう思えた
逃げれば逃げた自分が許せなくなるだろう
いつの間にか、VIPの周りから虫の声が消えていた・・・
VIPは慎重に右手で扉を少しだけ開けると両手でバットを構えて扉を足で蹴るようにしてあけた
開けた瞬間に目の前に今まで見たこともないような奴が立っていた
頭には角のような物が一本、まるでユニコーンの角のように生えていて、手には鋭い爪がある
見た目は人間だが、一番違うのが顔だ・・・
本来目があるべき場所に口があり、口がある場所には目が・・・顔が逆さまになっているのだ
その逆さまの顔は暗闇の中でVIPの姿を見てニタニタと笑う
爪の伸びた手には半分で折れた携帯がぶら下がっているのが月明かりで見えた
「・・・シベリア・・・」
「ヒヒヒ・・・キヒィィィ!!!」
何が起こったのかも判断できなかった
気が付くと腹が切り裂かれ血があふれ出す
最初に戦った化け物ほどの破壊力は無い、ただ、どうしても相手を倒すという行動に移ることが出来なかった
顔が逆さまになっているだけで、その化け物は間違いなくシベリアそのものだった・・・
シベリアは死んだのか?いや、生きてるはずだ
「お前が・・・シベリアなわけねぇ!!」
VIPは自分の考えを振り払うように化け物が振り下ろす右腕にバットを殴り上げるように応戦する
一撃目はバットで防ぐことが出来たが、相手の腕は二つあるのだ、左手がVIPの腹に突き刺さる
「あぁぁあぁぁあああ!!!」
痛みは感じない、ただ、自分の腹を貫かれたのは解っていた
VIPはバットを握り締めると化け物の顔に思いっきり上から振り下ろして顔面を殴りつける
ああ、死んだな・・・そう思った
足元に自分の血が水溜りみたいになるくらいある事は暗闇の中でもわかっていた
化け物の腕が止めを刺そうという体制に入る
腹から爪が抜けると急に自分の下半身に力が入らなくなり膝を床に着いた
床についた膝にまだ少し暖かい血がある感覚があった
呼吸をするたびに壊れた笛みたいにヒューヒューと音がしているのに気が付いた
勝手にそう声が出ているのか、良くわからない、ただ痛みだけは感じなかった
それだけで救われた気がする
痛い思いをして死ぬのはごめんだ
それに、ラウンジだって巻き込まなくてすんだ
誰の記憶からも自分の存在が消えて、みんなが生きていくんだと思うと少しだけ名残惜しい
「シベリア・・・お前の・・・友達になって・・・」
声が上手く出ない、少しずつ痛みが呼び出されたように戻ってきて、VIPは肩で息をする
シベリアとラウンジとこんな短い時間なのに仲良くなれて・・・多分今まで一番幸せだと思えた
自分では解ってた。誰からも嫌われていることくらい。
それでもシベリアは一緒に居てくれた、それだけでも十分嬉しかった
「は・・・っ良かった・・・っ」
笑顔を作ろうと思ったのに苦笑いしか出来なくて、涙で視界がゆがむ
きっと、これが最後の言葉になるんだろう
もう喋れない・・・苦しいから楽にしてくれ・・・そう思いながらVIPは顔が逆さまになっているシベリアに呟いた
シベリアの腕がVIPの頭に向かって振り下ろされる
全部が真っ暗になった、そう思ったが自分がただ目を閉じているだけだったようだ
恐る恐る顔を上げるとシベリアの腕がVIPの少し前に振り下ろされ、床が砕けている
「・・・できるわけないだろ・・・友達なんだっ!」
一瞬、自分の耳を疑った
化け物になれば、人間だった頃の意思は無くなるものだと思っていたのに・・・
シベリアの体がバキバキと音を立てながら砕けていくように見えた
手を伸ばしたいと思ったのに、体が動かずVIPの体は倒れる
「・・・役立たずが」
「俺は・・・これ以上あんた等についていけない」
黒いローブを着た男が暗闇から浮き上がる
「今までの演技を無駄にするのか?こんなゴミの所為で、全ての計画が狂った」
削除人はVIPの体を蹴り上げる、その蹴りでVIPの呼吸は完全に止まった
「もう、死んだ」
「・・・っ!」
シベリアは右手を伸ばし削除人のローブを掴む
「殺したのは私ではない・・・お前だ」
「うあああああああああああああああああ!!!」
闇に溶けて消える削除人にシベリアの声は届かない
ただ、暗闇の中でシベリアの叫び声だけが響いていた・・・
虫の声は、いつまでも聞こえることは無かった




「シベリア・・・貴方が・・・」
「・・・こうするしかなかった。VIPが気づくとは思わなかったんだよ!」
シベリアはラウンジに向かって今まで溜まっていた怒りを吐き出すように言う
「全部が上手くいくはずだった!赤い粉の研究成果を確認して、全てが終わりになるはずだったんだ」
「みんなの記憶を操作するつもりだったのにVIPと私の記憶を消すことが出来なかった」
ラウンジはそう言いながらシベリアを睨み付け、逃げようともしていない
これはシベリアなりの覚悟があってのことだ
VIPが自分を犠牲にしてまで助けようとした友人が、裏切っていると気が付かなかったとは・・・
「潜在意識の中に、あの光景が酷く入り込んでいて、すぐに消すことは無理だった」
二人の間に沈黙が流れる
VIPの緊急手術はまだ終わりそうに無かった
ただ、怒りをぶつけ合っていただけの二人にとって、時間が経つのがこれほど長く感じたことはなかった
「返してよ・・・」
ラウンジは弱弱しくそう言うと、本当に短い間だった、夏休みにVIPと過ごした時間を思い出し涙を流す
「返してよ!!全部・・・」
シベリアの声は、ラウンジに最後まで届かなかった
手術室の扉が開く、N速が容態を聞きに医者に駆け寄る
ラウンジの顔は散々泣き続けたお陰で真っ赤になってひりひり痛いくらいだった
「・・・今のところ、大丈夫でしょう・・・ですが・・・」
医者の話にN速は驚いた表情を隠しきれていない
拾えた言葉によると、体中に普通では出来ない傷が多いから虐待をしていないかという話のようだった
流石にそれは無いだろうと思ったが、その程度の問題はN速が自分で解決できるだろう
天国は運ばれていくVIPの姿に溜息をついて、馬鹿じぇねーの、なんて呟きながら泣いているのが見えた
「VIP・・・あんた、ほんと馬鹿だよ・・・」
今だけは、シベリアを恨む気持ちにはならなかった
ただ、VIPが生きていてくれたのが、それだけで今は十分だ
化け物と戦うよりも、自分が殺されそうになるよりも、今さっきまでの時間が一番怖かった
「一人になりたくないよ・・・」
ラウンジは何故か自分が一人だけ取り残されるのではないかという考えに陥っていた
VIPは目の前のベットの上で人工呼吸器を付けられたまま目を覚まさない
あの事があってからシベリアは一度も見舞いには来なかった
それはラウンジが毎日のように見舞いに来ていたからかも知れないが、ラウンジも必死だった
自分の所為でVIPが怪我をしたんだ、そう思えてならない
あの時、クラウンを置いてVIPを追いかけていれば・・・こんな怪我をしなかったかも知れない
頭の中でグルグルと自己嫌悪だけが回っているような気分だった
「お姉ちゃん・・・?」
「クラウン・・・」
弱々しい声だった
ラウンジの疲れた表情がクラウンにも伝わってくる
白いカーテンが風で揺れて、外の空気が生暖かくてクラウンは少しだけ目を細めた
その窓から見える景色は、ラウンジが目の手術のときの景色と同じもののように思えた
「お姉ちゃん、全然変わってないね」
「え?」
ラウンジは首をかしげる
クラウンがこんなに刺々しい言葉使いで、睨み付けながら言ってくることは喧嘩した時しか見たことが無い
なのに、何がクラウンを怒らせているんだろう?ラウンジにはわからなかった
「お姉ちゃんって、何がしたいの?」
何もいえなかった、言い返す言葉が思いつかなかった
そうだ、ここでずっとVIPが起きているのを待ってるのは・・・何を待ってるの?
「お姉ちゃんは、どうしたいの?」
私は・・・どうしたいんだろう・・・?
「・・・どうしたらいいんだろ・・・VIP・・・一人になったら・・・どうしたらいいの・・・?」
虫の音が聞こえなくて、病室はやけに静かだった



それから2日後にVIPは意識を取り戻した
担当医はVIPの回復力に驚きながら、ラウンジのお陰だだなんて茶化す
ラウンジはそれに苦笑いをしながら、ラウンジは少しだけ雰囲気が変わったと言われる様になったのを思い出す
それにしてもクラウンがあんなに身軽に動けるだなんて思わなかった
「・・・。俺、もうこの事件を追いかけるのやめようと思う」
「いいよ」
ラウンジは優しくそういうと窓を開けて風を部屋の中に入れる
VIPはラウンジの顔に日の光が当たっているをみて、深く溜息をつく
このまま一緒に居たら、ラウンジもきっと化け物に変わってしまう
いや、もしかしたらVIPの方が化け物になってラウンジを・・・そう考えるだけで怖かった
体の震えを止めることが出来ず、VIPは両腕をぎゅっと抱きしめるように体に引き寄せた
「私、一人でもこの事件を解決する」
「え?は!?」
「私は、VIPの為に一緒に居たわけじゃないんだもん。私はこの事件を解決するためにあの場所に居たんだから」
VIPは何も言えなかった
そうだ・・・自分が止めたとしてもラウンジはやると言うだろう
ラウンジはにっこりと微笑むとVIPに一礼する
「今までありがとう。バイバイ」
病室のドアが閉まる
虫の鳴き声が窓の外で響いいるのをVIPは久しぶりに聞いた気がした
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