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短編7」(2006/05/31 (水) 21:06:08) の最新版変更点

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翌日、夏休みなので昼まで寝てようと思っていたのだが、朝からシベリアに電話で起こされる。 「なあVIP、あのオカルトが怪物になってしまった薬の正体なんだけどな」 「ああ、なんか分かったのか?」 「いや、そうじゃないんだけど・・・近所に化学さんって言うお兄さんがいて、その人に例の薬を分析してもらったらどうかと思って」 シベリアは、例の事件の事に関しての記憶に問題無い様だ。 あの赤色の粉末、あれは今どこに有るのだろう? オカルトの母親とのバトル以来、警察から何か言われる訳でもないし、ニュースにもなっていない。 「オカルトの家にもう一度行ってみるか?」 やはり、謎を謎のままにはして置けない。VIPは、シベリアと一緒に現場にもう一度行ってみる約束をした。 あそこが、その後どうなっているかは知らないが、とにかく関心を拭い去れなかった。 電話を切った後、何か食べようと思ってリビングに行くと、天国と父N速がいた。 「おいすー」 「おいすー」 「嫌韓厨が、うぜーから、父さん今日仕事休んじゃったよ」 また親父が訳の判らない事を言っている。 「ちゃんと働けよ。ブラック社員乙」 電気炊飯器から、勝手に飯をついで麦茶をかけてお茶漬けにして食べる。 天国はうまい棒をかじっているし、父N速はコーラ牛乳を飲んでいる。 そうしていると、入り口のチャイムが鳴った。 「おはようございます」 ラウンジだった。 「ちょwwwwwおまwwwwwwもう体調はいいのかwwww?」 「うはwwwwwおkwwwwwwwww」 「で、何しに来た?」 「昨日のお礼を言おうと思って・・・昨日はありがとう」 天国とN速がじろじろ見ている。 VIPは、顔を洗って着替えてから、ラウンジと取り合えず外に出ることにした。 暑い。外に出てきたはいいが、暑すぎてとてもじゃないけど公園で駄弁っている訳にも行かない。 二人は、駅前でマックに入るが、何せ少ないお小遣いのVIPには、痛い出費だ。 マックでは、クラスメイトのメンヘルがバイトしていた。 スマイル¥100のはずが、明らかに目つきがおかしい。 声こそ出ていないが、口が何やらぶつぶつ動いている。 VIPはコーラを、ラウンジはカフェオレを注文して二階に上がる。 「シベリアと一緒にオカルトの家に忍び込んで、例の赤い粉薬の成分を調べようと思ってるんだよ」 「えっ・・・!?」 「どうしても気になるんだよ。おれたちが、ここしばらく何に苦しめられてきたのか・・・」 「そんな・・・じゃあ・・・わたしも行く!」 「バーヤ!足手まといだよ」 「そんな・・・わたしだって当事者じゃないの。そんなに心配してくれなくっても・・・」 「バッ!心配なんかしてねーよ!勘違いスンナ」

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