【元ネタ】日本伝承、桃太郎伝説
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】温羅
【性別】男性
【身長・体重】165cm・65kg(覚醒時420cm・1.2t)
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運E  宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “神殿”を上回る“鬼ノ城”や“鬼ヶ島”を形成することが可能。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 『鬼ノ城』内の施設さえあれば、鬼の宝具を作り上げることすら可能。
 ただし、作成される宝具のランクは現代の神秘の薄さと、
 現代で手に入る材料に左右される。

【固有スキル】
妖術:B
 優れた妖術の使い手であり、火炎や変化の術を得意とする。
 莫大な魔力を使用すれば、限定的だが天候操作も行える。

投擲(岩):B
 岩を弾丸として放つ能力。
 飛び道具に対してはプラス補正がかかる。

怪力:B
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

【宝具】
『鬼ノ城(きのじょう)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:10~30 最大捕捉:100人
 温羅によって造られた鉄壁要塞。
 この城の陣地内では大陸を起源とする古代の超技術と設備を
 温羅の高度な妖術と合わせることでスキル『道具作成』を強化することが出来る。
 また城の奥には、霊力の込められた温泉があり、治癒促進の効果を持つ。

『鬼ヶ島(おにがしま)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:10~60 最大捕捉:500人
 宝具『鬼ノ城』を上書きするように顕現させる、温羅の持つもう一つの要塞。
 島の北東にある「艮御崎」と呼ばれる門より、配下の鬼たちを魔力の続く限り呼び出す。
 陣地内に響き渡る唸るような咆哮は神霊や精霊からの加護を無効化するほか、
 鬼の力を覚醒させ、自身と配下の全ステータス値をランクアップする。
 反面、宝具発動中は英雄としての霊格が低下し、徐々に理性を失ってしまう。
 その性質上、宝具『鬼ノ城』との同時使用はできない。

【Weapon】
『鬼の宝具』
 千里棒、聞き耳棒、生き棒、隠れ蓑等と言った人工宝具。
 温羅の死後大和各地に散らばり、鬼たちの宝物となった。

【解説】
岡山県南部の吉備地方に伝わる伝承上の人物・鬼。
「鬼神」「吉備冠者」と言う異称があり、古代吉備地方の統治者であったとされる。
吉備に残る伝承では温羅は吉備津彦命に退治されたといわれる。
伝承は遅くとも室町時代末期には現在の形で成立したものと見られ、文書には数種類の縁起が伝えられている。
また、この伝承は桃太郎のモチーフになったともいわれる。

温羅は出雲地域より飛来して吉備に至り、鬼ノ城を拠点として吉備地方を支配し製鉄技術をこの地域へ齎したという。
吉備の人々は都へ出向いて窮状を訴えたため、これを救うべく崇神天皇は孝霊天皇の子で四道将軍の1人・吉備津彦命を派遣した。
命は現在の吉備津神社の地に本陣を構えたという。
温羅に対して矢を1本ずつ射たが岩に呑み込まれた。そこで命は2本同時に射て温羅の左眼を射抜いた。
温羅が雉に化けて逃げたので命は鷹に化けて追った。更に温羅は鯉に身を変えて逃げたので吉備津彦は鵜に変化してついに温羅を捕らえた。
こうして温羅を討ったという。
討たれた温羅の首はさらされることになったが、討たれてなお首には生気があり、時折目を見開いてはうなり声を上げた。
気味悪く思った人々は吉備津彦命に相談し、吉備津彦命は犬飼武命に命じて犬に首を食わせて骨としたが、静まることはなかった。
次に吉備津彦命は吉備津宮の釜殿の竈の地中深くに骨を埋めたが、13年間うなり声は止まず、周辺に鳴り響いた。
ある日、吉備津彦命の夢の中に温羅が現れ、温羅の妻・阿曽媛に釜殿の神饌を炊かせるよう告げた。
このことを人々に伝えて神事を執り行うと、うなり声は鎮まった。
その後、温羅は吉凶を占う存在となったという。

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最終更新:2014年08月09日 01:34