趣旨

 国旗を覚えるといっても、程度がある。旗全体の形状や大きさ、模様の形態・大きさ・色は詳細に規定されている場合も多く、それらを正確に覚えることは目標としない。国際会議やスポーツ大会等で見られる旗を見て国を判別できることを目標とする。また、国名から概ね正しい国旗を思い浮かべることができることを目標とする。したがって、例えばオランダ国旗の青とフランス国旗の青は違う色だが、「似たようなもの」として扱う。


1. 中央大円型

 中央に円又はそれに近い形状の文様がある国旗。

1.2. 無地型

 円以外の部分が無地であるもの。

1.1.1. 日本国(Japan)

 いわずと知れた白地に赤丸。赤丸は太陽を表象したもの。流石に日本人でこれを覚えていない人はいないであろうから、以下大円系は日本国旗の派生系として覚えれば良い。実際に派生したもので無いことはもちろんだが、趣旨で説明したとおり、デザインと国名が一致させることだけが目標なので、そのために必要な情報以外の正確性/誤解可能性は問題としない。

1.1.2. バングラデシュ(Bangladesh)

緑地に赤丸。緑は農地とイスラームを、赤丸は独立時に流された戦士の血を意味する。同じ赤丸でも意味するところは日本とは異なる。

1.1.3. パラオ(Palau)

 青地に黄丸。青は太平洋諸国の国旗ではよく用いられる。黄丸は満月を表すので、覚えやすい。青は太平洋と、外国支配からの独立を意味する。

1.1.4. キルギス(Kyrgyzstan)

 赤地に黄文様。黄文様は、輝く太陽と移動式住居「ユルト」を表す。

1.2. その他型

 円以外の部分が無地ではなく、三色旗等の地類型に属さないもの。

1.2.1. 大韓民国(Korea)

 隣国なので見慣れている人は多いであろう。赤と青の形と配置、四隅の卦の配置に関しては、以前ニュースで韓国民の相当数が正確に覚えていないことを国が憂慮しているといった話を聞いた。日本ほど単純な模様の国旗であればそんな問題はまず起きないが、そういうこともあるのかもしれない。

1.2.2. ブラジル(Brazil)

 緑は農業、黄は鉱物資源、星は首都と州を表す。帯の文字(ORDEM E PROGRESSO)の意味は、「秩序と発展」である。

1.2.3. マケドニア(Macedonia)

 ちょっと円が小さいが、ここに分類しておく。

3. 縦の三色旗

3.1. ルーマニア(Romania)

国旗は左から、青・黄・赤である。信号機と同じ順番なので、三色旗の中では最も覚えやすいであろう。ちなみに、信号機は赤が右、縦型なら赤が上であるが、覚えていない人は多い。以前、岩手県で左右逆の信号機が誤って設置されたが、設置20年以上後に観光客が通報するまで、地元民が気付かなかった(一部の人は放置していたのであろう)例がある。

3.2. チャド(Chad)

 アフリカ北中部、リビアの南にある国である。大雑把に言うと、ルーマニアと同じ配色である。私はこの2国の国旗を区別することを諦めているが、何か良い方法があったらコメントして欲しい。

3.2. マリ(Mali)

 国旗は左から、緑・黄・赤である。チャド国旗の青を緑に代えたと考えれば良い。信号機の青色は緑色に近いので、チャド国旗よりこちらの方が信号機の配色に近いといえるかもしれない。ちなみに、チャドとはニジェールを挟んだ位置関係にある。前記したが、黄色と赤について、マリ・チャド両国の国旗の色が同じかどうかは、ここでは問題としない。国旗を見て国名がわかればよいのだ。

ギニア(Guinea)

 国旗は左から赤・黄・緑である。マリ国旗の左右対称配色である。マリとは北東で国境を接する隣国でもある。

3.3. フランス(France)

 左から、青・白・赤である。つまり、ルーマニア国旗(信号機配色)の黄色を白に代えたものである。フランスは国際舞台で活躍する大国なので、そんな覚え方をしなくても覚えている人は多いであろう。

3.3. イタリア(Italy)

 フランス国旗の青を緑に代えたもの。

アイルランド(Ireland)

 イタリア国旗の赤を黄色に代えたもの。

コートジボワール(Cote d'Ivoire)

 アイルランド国旗の左右対称配色である

3.4. ベルギー(Belgium)

 ルーマニア国旗(信号機配色)の青を黒に代えたもの。18世紀、支配国オーストリーとの戦いの時に用いた旗と同じ色を採用している。

4. 横の三色旗

オランダ(Netherlands)

 フランス国旗を左に90度回転させた配色である。この覚え方だと、左か右か度忘れすることがあるが、そのときは、縦型の信号機と同じ、つまり赤が上だと思えば良い。フランスもオランダも信号機(黄色は白に代える)と同じ順番の配色なのだ。

ルクセンブルグ(Luxembourg)

 オランダ国旗の青が若干白に近い色になったものである。

ハンガリー(Hungary)

 オランダ国旗の青を緑に代えた配色である。イタリア国旗を90度回転させた配色と考えても良い。

シエラレオネ(Sierra Leone)

 ギニア湾岸、ギニアとリベリアに囲まれた国である。オランダ国旗の赤を緑に変えた配色である。

ロシア(Russia)

 オランダ国旗の上段の赤を下段に持ってきた配色である。

ブルガリア(Bulgaria)

 ロシア国旗の青を緑に代えた配色である。

リトアニア(Lithuania)

 ブルガリア国旗の白を黄に代えた配色である。

ドイツ(Germany)

 よく見る国旗なので、国旗から国名を思い出すのは容易であろう。その逆も容易な人は容易であろうが、黒赤金の順番を思い出せないことはあると思う。個人的には、抵抗のカラーコードを小さい順に1つおきに並べると黒赤黄(黄と金は区別しないことにする)なので、そういう順番で覚えている。それは良く分からないという人は、色の明度が小さい順に並べれば良い。

5. 縦三色旗中央紋章

 三色旗の中央に紋章がある国旗である。

モルドバ(Moldova)

 ルーマニア国旗の中央に国章がある。ルーマニアとロシアの間にある。

アンドラ(Andorra)

 フランスとスペインに囲まれた国である。国旗の配色としては、フランスの三色旗とスペインの赤と金を組み合わせたと説明されるが、結果的には、ルーマニア国旗の中央に国章があるのと同じである(黄と金は区別しづらい)。したがって、モルドバ国旗と区別するためには、紋章の形をある程度頭に入れておく必要があるだろう。

メキシコ(Mexico)

 イタリア国旗の中央に鷲の紋章がある。

6. 十字系

 無地の上に十字模様がある国旗である。

スイス

 赤十字があまりにも有名であるため、覚えやすい。

デンマーク

 スイスと同じ配色で、十字が以下の形状になったもの。スイスと同じ配色なので覚えやすく、以下はその派生系として覚える。

ノルウェー

 デンマーク国旗に青十時が上書きされた。

アイスランド(Iceland)

 ノルウェー国旗と、赤青を逆にした配置である。

フィンランド

 白地に青十字。青は空と湖、白は雪を表す。

スウェーデン

 青地に黄十字。12世紀半ば、フィンランドとの戦いで空を十字架の光明が横切ったという故事に由来する。

6. 星条旗系

 米国国旗のように、左上隅以外の場所が横縞になっている国旗である。

6.1. アメリカ合衆国(United States of America)

 星の数は50(横6個、5個の列が交互に並ぶ)、横縞は両端赤の13本である。

6.2. リベリア(Liberia)

 星の数は1、横縞は両端赤の11本である。

6.3. チリ(Chile)

 星の数は1、横縞は白赤の2本である。

6.4. トーゴ(Togo)

 ここからは配色が変わってくる。星は赤地に白で数は1、横縞は緑黄の5本である。ギニア湾岸の国である。

  • ルーマニアとチャドの見極め方ですがチャドの方が赤色が薄いです -- くtろ (2011-09-08 16:07:44)
  • ルーマニアとチャドの見分け方ですが、私はチャドの方が濃い青だと思います。 -- セイシェル (2011-12-17 10:07:13)
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