- 木下の自転車。アメリカの自転車メーカーSURLYが出しているLong Haul
Trucker。「長距離トラックの運ちゃん」という意味である。
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ツーリング用の自転車がほとんど市場から姿を消した現在の業界状況にあって、珍しく長距離を走るというコンセプトのもと作られている。そのためホイールベースは長く、フレームもバッグをつけたとき踵が干渉しないようチェーンステーが長めに取ってある。また、チェーンステーにはスペアのスポークが装着されているなど、旅用に工夫されている自転車。
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シートポストやディレーラ、ステムには標準的なサイズを採用している。また、ダウンチューブにはシフトレバーがつけられるようになっていて(懐かしのロードマンのよう!)、つまり、世界中の何処に行ってもパーツをかき集めて走る状態に修理が可能ということ。
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SURLYの自転車全般の特徴として、フレームはクロモリ。このため当該車の総重量は12kgあり、決して軽い自転車ではない。しかしクロモリ独特の粘りのあるフィーリングと、何より丈夫さが木下のお気に入り。特に輪行をするとき、どうしても扱いがぞんざいになってしまうことがあっても、このフレームなら大丈夫である。
- 26×1.5という、どちらかというと一昔前のMTBみたいなタイヤを履いていおり、クロモリフレームと相まって乗り味はマイルド。
- ボディカラーはUtility
Blueというサックスブルーというかくすんだ青で、木下曰く「ちょっと前のトラックに使ってたみたいな青」。日本の市場では絶対に出ないであろう渋い色合いで、渚の気に入りの色でもある。
- 色と乗り味から、青猫と命名。
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2017年にフレームをゆがませてしまったのを、2020年に補修、薄い水色にラメの入ったカラーリングに塗り替えられ、フレーム保修の跡と相まってクラシックでキュートな外観になった、らしい。
最終更新:2023年08月05日 14:38