topics バックナンバー

 

●vol.1
 ストリートファイター15周年 記念、スペシャル座談会


●vol.2
「バイオハザード アウトブレイク」のサウンドに迫る!

1:SE編/サンドウ

2:BGM編/米田悦子

3:MA編/鉢迫渉









 

逆転裁判シリーズ
公式サイト


2004年3月31日、期待の声も多かった中、ついに「逆転裁判+逆転裁判2」「逆転裁判3」のサントラが発売されました!!!
今回は、「逆転裁判+逆転裁判2」「逆転裁判3」のサントラCD制作に関わったカプコンスタッフの、アツいコメントをお届けします!


まずはサウンドチームから。トップバッターは「逆転おまけディスク」の「綾里真宵〜逆転姉妹のテーマ/アレンジバージョン」を編曲された、藤田清佳さんです。
みなさま!はじめまして。フジタサヤカと申します。
 
今回は「逆転裁判」待望の!サントラ発売おめでとうございます♪(パチパチ〜〜)
私は、このゲ−ムのHP用の曲のアレンジを担当させて頂きました!
実は私「逆転裁判」作りたかったんですよね〜、
だからちょこっと参加させてもらえたので、嬉しかったな♪っていう感じです!

ボリュ−ム満点4枚組です。皆様是非 ご購入を〜!v(^^)v

藤田さん、ありがとうございます。しっかり宣伝もされて。この曲、いいですよねー。なんかほっとするんですよねぇ。私も大好きです。


続きまして、「逆転おまけディスク」の「逆転裁判〜2003プロモーション映像サウンドトラック」をアレンジされた、内山修作さんです。

こんにちは、ウチヤマシュウサクで〜す。

この曲、もともと「TOKYO GAME SHOW 2003」で出展された映像用のアレンジなんですよね。
なので、その映像の展開にあわせて曲がどんどん変わっていくという、
美味しいとこどりのメドレーになってます。

台詞、効果音ものった映像を見ていただけたら、なおいっそう楽しんでもらえると思いますので、
宜しければコチラの[映像]ってとこもあわせてご覧下さい。

内山さん、ありがとうございました。そうなんですよー。曲だけでも変わっていく感じが面白いんですけど、ムービーを見るとさらにこの曲が引き立って、「逆転裁判」の面白さが前面に出ていますよねぇ。みなさんも是非見てみてくださいね。


次は、「逆転おまけディスク」の「逆転裁判3〜スペシャルブレンドミックス」でギターを演奏された、阿部功さんです。

ども、阿部です。

今回のうえぽん(上田雅美君)アレンジは熱い!燃えましたよぉ〜!!
今や十数年(数十年?)も前になるロック魂が蘇る、って感じで、レコーディングでは汗をかきながらギター弾きました。
まあ汗かいてたのは、テンポが速い楽曲だったので、ノリについていくのに必死だったからなんですけどね。
ここ数年、ほとんどプレイヤーとしては活動する機会がなかったんだけど、サウンドHPの曲や今回の「逆転裁判」アレンジ曲と、立て続けに演奏で参加させてもらえて、ほんと感謝感謝です!

阿部さん、ありがとうございます。最近阿部さんは、楽しそうにギターやらベースやら弾いてますよねぇ。
阿部さんのギター、熱かったっす。


サウンドチームの最後を飾るのは、「逆転裁判+逆転裁判2」「逆転裁判3」のサントラCDのマスタリング(音質調整)、そして「逆転おまけディスク」の「逆転裁判3〜スペシャルブレンドミックス」の編曲とトランペットまで吹いちゃった、上田雅美さんです。

「逆転裁判」サントラが遂に発売されました。今回私は、全曲のマスタリングと、おまけディスクの最後の曲を作らせて頂きました。 もう聴いて頂けたでしょうか?
実は最後の曲は入る予定は無かったんです。ですが、私が「逆転3」の曲を何度も聴いているうちに、
「この曲いいなぁ、アレンジしたいなー。」 という衝動に駆られ、なんとか頼み込んで、アレンジさせてもらえる事となったのです。
適当に「この曲イイ!」とか言って抽出した楽曲全てをアレンジして繋げる事になり、締め切りギリギリ(ていうかちょっと間に合わなかった) まで曲作ってました。スケジュールの都合上、先に曲名だけ決めなきゃダメだったんですね。曲はその後に作りました。

最初の曲は「美柳ちなみ 〜遠い面影」のアレンジですね。この曲は、和風バージョンと、そうでない(洋風?)バージョンの2つを作って、その2つをクロスフェードさせて鳴らすように作りました。ちなみの二面性を表現したかったのです。うまく伝わったかなー?
2曲目は「逆転裁判3・開廷」のアレンジです。原曲のイメージを崩さないようにしてます。チョッパーベースが格好良いですね。
スプラッシュシンバル(ちっちゃいシンバル)が好きで、フュージョン系の曲では必ずスタンバってます。
3曲目は「成歩堂龍一 〜異議あり!2001」のアレンジですね。特にイントロ部分が格好良くって好きです。
こういうフュージョン系の曲が好きなんですよ。古いとか言われそうですが・・・。
4曲目は「追求 〜とっつかまえて」のアレンジですね。この曲が3で一番好きです。この曲を聴いて、「アレンジしたい!」と突発的に思ったわけです。
最後の方のどんどん転調していく所がお気に入りです。アレンジバージョンでは途中でテンポが半分になります。こういう展開大好きです。
やっぱりちょっと古いかな。ギターは大先輩の阿部功さんにお願いしました。やっぱり生ギターはいいですね。
最後に「綾里真宵のテーマメロディ」がギターで登場します。
実はこれ、「どこかに綾里真宵のテーマいれて欲しいな」という巧ディレクターの言葉をふと思い出し、「やばいどうしよう!」と思ってたところ、
ここらへんで入れてみるか!ってことで入れてみたら見事にはまったというものなのです。偶然の産物です。
そして5曲目は「ゴドー 〜珈琲は闇色の薫り」のアレンジです。
原曲ではサックスが良い味出してますが、アレンジではトランペットの生演奏になっています。
高校卒業以来まともに吹いてなかったので、高い音が全然出なかったのですが、ゴドーのテーマメロディは幸い低めの音だったので、なんとかなりました。

今回のアレンジは限られた時間での作業だったけど、楽しみながら作業できました。またこのようなアレンジが出来たらいいなと思っています。
当サイトの「work」でも「逆転裁判」サントラについて触れているので良かったら見てみて下さい。

最後に、「逆転裁判」のサントラを買って頂けた方に感謝致します。またいつかお会いしましょう。

上田さん、ありがとうございました。そして、おつかれさまでした。「逆転裁判」は本当にいい曲が多くて、アレンジしたい!関わりたい!と思う気持ちはとてもよくわかります。
上田さんのトランペット、ジャジーで大人な雰囲気が素敵ですよねぇ。


そしてなんとナント!!「逆転裁判」の生みの親、巧ディレクターからもコメント無理矢理取ってきました!!!

こんにちは。「《逆転裁判」ディレクターの巧です。

このシリーズは3作とも作曲者がちがうのですが、どの曲もすばらしいですよね。アレンジ曲を提供してくださった皆さんにも、本当に感謝です!
サウンドトラックの音楽には、“あのシーンの思い出”が必ず寄り添っています。しかも、その“思い出”は、遊んでくれたみなさんの数だけ、ちがったカタチをしている‥‥そういうところがイイですね。
「そういえば、あそこで詰まったな‥‥」「あのトリックはトンでもなかったな‥‥」
‥‥それぞれの事件簿に思いを馳せながら、もう一度ゆっくり「《逆転裁判」の世界を楽しんでいただければうれしいです。

巧さん、お忙しい中ありがとうございました。
「“思い出”は、遊んでくれたみなさんの数だけ、ちがったカタチをしている」・・・この言葉に感動(涙)。
これがゲームサントラの奥深いところですよねぇ・・・。みなさんには、成歩堂龍一のテーマが、トノサマンのテーマが、どのよう心に残っているでしょうかねぇ。


というわけで、みなさんいかがでしたか?
サントラを買ってくださった方、ぜひぜひ楽しんでくださいねぇ。
サントラをまだ買っていないという人、欲しくなっちゃったでしょ?詳細はコチラよりどうぞ。

あのシーンのあの感動をもう一度・・・、「逆転裁判+逆転裁判2」「逆転裁判3」よろしくお願いしまーす。


(取材、構成:こみお)




【重要なお知らせ】

今回予約販売された「逆転裁判+逆転裁判2オリジナル・サウンドトラック」ディスク1の第1トラックに、収録ミスがあることが判明致しました。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。詳細は【「逆転裁判+逆転裁判2オリジナル・サウンドトラック」に関するお詫びとお知らせ】をご覧下さい。

「お詫びとお知らせ」にある通り、修正した音源を収録した代替CDを近日中にご用意し、ご購入されたお客様を対象に無償にて配布させて頂きますので、お届けした商品は、そのままお持ち下さるようお願いいたします。重ねてご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

また、3月22日正午の締切以降にご注文頂いた商品の配送を4月5日以降にお届けする予定でしたが、今回の件により、代替CDの納品を待ち、4月10日以降に延期させていただきます。重ね重ね大変申し訳ございません。何卒ご理解の上、ご了承の程、宜しくお願い申し上げます。

2004年3月30日
株式会社エンジン